平成28年2月19日(金曜)、県立流山高校で、卒業を控えた同校の3年生135人(在籍161人)が模擬投票を行いました。これは、今年の夏の参院選から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることを受け、新たな有権者となる高校3年生に選挙や政治を身近に感じてもらおうと、流山市選挙管理委員会が企画し実施したものです。
模擬投票の設定は、架空の街「流山高校市」の市長を決めるもの。流山高校市は人口約17万人の、子育て世帯を中心に人口増が続く街という設定で、生徒たちがイメージしやすいよう流山市と似た状況としています。争点としたのは、市が保有する大きな空き地の活用方法で、4人の候補者がそれぞれの提案を訴えるというものです。
4人の候補者役は生徒が務めました。壇上から有権者である生徒に向かって、身振り手振りを交えながら熱弁をふるい、自らの政策への支持を求めました。生徒たちは、それぞれの候補者が繰り広げる論戦を聞き、当日に配られた架空の選挙公報を見比べながら投票先を決定しました。
体育館に設けた投票所では実際の選挙で使用する投票箱や記載台、用紙交付機などを使用。また、投票用紙も実際の選挙で使用するものと同じ材質のものを使用しました。さらに、流山市明るい選挙推進協議会の協力により、投票管理者と投票立会人もおり、実際の投票所の雰囲気に限りなく近いなか、生徒は一票を投じていきました。
開票は投票終了後すぐに行われ、結果は約4割の票を集めた、ショッピングモール建設を公約にした候補の当選となりました。講座の最後に事務局次長から、候補者の情報の集め方などを説明し、「選挙権を持ったらぜひ選挙に行ってほしい」と生徒に呼びかけました。
同選挙管理委員会では、高校生へ有権者としての意識を高めてもらおうと市内の高校を対象に、模擬投票などの選挙出前講座を実施しており、次回は3月17日(木曜)に同校2年生を対象に模擬投票を予定しています。
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