ページ番号1035543 更新日 令和7年8月8日
ヒトパピローマウイルスワクチン(HPVワクチン)について、これまで接種機会を逃した方にキャッチアップ接種として実施してきましたが、令和6年夏以降の大幅な需要増により、接種を完了できなかった方を対象に、条件付きで2回目・3回目の接種費用が無料となる期間を延長します。
次のいずれにも該当する方
※すでにヒトパピローマウイルスワクチンを3回接種している方は対象外です。
令和8年3月末日まで
※1回目の接種は対象にはなりません。
子宮頸がんは、日本では毎年約1万人の女性が発症し、約3,000人の女性が亡くなっています。
30歳までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も1年間に約1,000人います。子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)は、性交経験がある女性であれば、多くが「一生のうちに一度は感染する」といわれるウイルスです。感染しても、約90%の確率で、2年以内にウイルスは自然に排泄されるとされています。しかし、ウイルスが自然に排除されず、数年から数十年にわたって持続的に感染した場合には、がんになることがあると報告されています。
HPVワクチンは、平成25年4月に定期接種として位置づけられましたが、ワクチンとの因果関係が否定できない持続的な痛み等がワクチン接種後に特異的に見られたため、同年6月から個別勧奨は差し控えられました。その後、令和3年11月26日の厚生労働省の通知により、改めてワクチンの安全性に特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、令和4年度より、定期接種対象者への個別勧奨の再開が決定されました。なお、個別勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方については、令和4年4月から3年間の期間において、キャッチアップ接種の対象となり、定期接種として、公費(無料)での接種を行いました。
接種にあたっては、以下のリーフレット等を参考に、ワクチンの有効性や副反応が起こるリスクを十分に理解していただき、医師ともよく相談し、検討してください。
最大3回のうち未接種回数分が対象です。
初回接種時のワクチンと同じ種類のワクチンで、未接種分を接種します。
対象となるワクチンは、2価(サーバリックス)・4価(ガーダシル)・9価(シルガード9)の3種類です。
【上記の方法をとることができない場合】
※1 2回目は、1回目から1カ月以上あける。
※2 3回目は、1回目から5カ月以上、2回目から2.5カ月以上あける。
【上記の方法をとることができない場合】
※3 2回目は、1回目から1カ月以上あける。
※4 3回目は、2回目から3カ月以上あける。
※1 1回目と2回目の接種は、少なくとも5カ月以上あけます。5カ月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2.3 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2カ月後と6カ月後にできない場合、2回目は1回目から1カ月以上(※2)、3回目は2回目から3カ月以上(※3)あけます。
原則として同じ種類のワクチンで2回もしくは3回で接種が完了します。
すでに2価あるいは4価HPVワクチンを接種された方は、医師とよく相談した上で、9価HPVワクチンを選択しても差し支えないこととされています。
※お手元にない場合
流山市内の契約医療機関に予診票を置いていますので、そちらを御利用ください。
市外の医療機関で接種する方は、電話・電子申請・流山市保健センター窓口にて予診票の交付を受付ています。
電子申請と電話は予診票送付まで約1週間かかります。お急ぎの方は窓口へお越しください。
いずれの交付方法でも過去の接種履歴を確認するため、母子健康手帳をお手元に準備してください。
いずれの交付方法でも過去の接種履歴を確認するため、母子健康手帳をお手元に準備してください。
電子申請と電話の場合、郵送のため1週間程度お時間を頂いています。
※必ず事前に医療機関へ申込み、予診票とワクチンの有無を確認してください。
サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんをおこしやすい種類(型)であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより子宮頸がんの原因の50〜70%を防ぎます。また、ガーダシルは、HPV6型、11型の感染とそれによる尖圭コンジローマ(生殖器にできるイボ)を予防する効果もあります。
シルガード9は、HPV6型、11型、16型、18型に加え他の5種類(HPV31型、33型、45型、52型、58型)の感染を防ぐため子宮頸がんの原因の80〜90%を防ぎます。
HPVワクチンの接種により、感染予防効果を示す抗体は少なくとも12年維持される可能性があることがこれまでの研究でわかっています。(ワクチンの誕生以降、期待される効果について研究が続けられています。)
海外や日本で行われた疫学調査(集団を対象として病気の発生などを調べる調査)では、HPVワクチンを導入することにより、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果が示されています。また、接種が進んでいる一部の国では、子宮頸がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。
HPVワクチンの接種を1万人が受けると、受けなければ子宮頸がんになっていた約70人ががんにならなくてすみ、約20人の命が助かると、試算されています。
HPVワクチンは、定期接種の対象年齢以上の世代に接種した場合であっても、一定程度の予防効果が期待できますが、性交経験によるHPV感染によってワクチンの予防効果は減弱することが示されています。
HPVワクチンは、定期接種の対象年齢以上の世代への接種においても、明らかな安全性の懸念は示されていません。
HPVワクチン接種後には、多くの方に、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。
また、稀に重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。
HPVワクチン接種後に生じた症状として報告があったのは、接種1万人あたり、サーバリックスまたはガーダシルでは約9人、シルガード9では約3人です。このうち、報告した医師や企業が重篤と判断した人は、接種1万人あたり、サーバリックスまたはガーダシルでは約5人、シルガード9では約2人です。
[画像]副反応(98.8KB)「感染症・予防接種相談窓口」では、HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般について、相談にお答えしています。
【電話番号】0120-995-956
【受付時間】午前9時から午後5時まで(土日祝日、年末年始を除く)
※この相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間業者によって運営されています。
※行政に関する御意見・御質問は受け付けておりません。
まずは接種を受けた医師またはかかりつけ医に相談をしてください。
また、各都道府県に「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関」とより身近な地域でHPVワクチンの副反応を相談できる機関として「地域連携医療機関」が設置されています。
これらの医療機関への受診については、接種を受けた医師またはかかりつけの医師に御相談ください。
(接種を受けた医師またはかかりつけ医からの紹介状等が必要になります)。
医療機関の最新情報は下記のリンク先の「千葉県における子宮頸がんワクチンの接種後有症状者に係る地域の医療機関との連携について」(千葉県)を御確認下さい。
各都道府県に相談窓口が設置されています。
千葉県:健康福祉部疾病対策課
【電話番号】043-223-2691
予防接種の副反応によって健康被害が生じた場合に、予防接種健康被害に対する救済制度があります。詳細については、下記のリンク先ページを御覧ください。
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