平成27年6月26日(金曜)、市役所1階ロビーで第326回サロンコンサートが行われました。今回は「第23回新人演奏会〜羽ばたけ、遥かなる大空へ〜」と題し、4月に行われた新人オーディションを通過した4人が出演しました。昨年12月に流山に越してきたばかりという齋藤亜紀子さんは新潟出身。昭和音楽大学ではミュージカルコースに入学されましたが、股関節の病気がわかり、踊りを断念することになったのだそうです。ユー・レイズ・ミー・アップ(ロルフ・ラヴランド作曲)を感情たっぷりに歌い、「自分の力は小さいけれども、いつも周りの人たちに支えられて生きている。歌詞にある通りに感謝の気持ちを込めてこの曲を歌いました。会場の皆さんにも伝われば嬉しいです。」と話していました。
続いてはフルートの渡部元子さんです。地元の流山小学校・南部中学校のご出身で、吹奏楽で有名な柏市立柏高校、尚美学園大学、同大学院へと進まれました。現在は松戸市立松戸高校で講師をされています。フルートを始めたのは中学校に入ってからで、奇しくも南部中時代にサロンコンサートに出演したという経験をお持ちです。今回はファンタジー(フィリップ・ゴーベール作曲)を選び、「中学当時はアンサンブルで『ふるさと』を演奏した記憶があります。今日は、あの時よりも十分に成長した演奏が皆さんに披露できたのではないかと思っています。」と話していました。
続いてはメゾソプラノの友光曜子さんです。江東区のご出身で、10年前から柏にお住まいです。聖徳大学、同大学院を修了され、現在は聖徳大学音楽学部聖学研究室助手をされています。主なレパートリーはフランス歌曲ですが、ミュージカルも得意とのことで、花と蝶(ガブリエル・フォーレ作曲)と「マイ・フェア・レディ」より 踊り明かそう(フレデリック・ロウ作曲)の2曲を表情豊かに歌われました。「会場の皆さんが温かく迎えてくださったので、とてもリラックスして歌えました」と感想を話してくださいました。
最後はメゾソプラノの中島清香さんです。我孫子市のご出身で、国立音楽大学で声楽を学ばれました。二期会のオペラ研究所、チェコのプラハにてオペラの研鑚を積まれました。また、コンクールでは、長江杯国際音楽コンクール2位、ルーマニア国際コンクール3位と輝かしい経歴をお持ちです。今回は「サムソンとデリラ」より あなたの声に私の心は開く(サン=サーンス作曲)を演奏しました。「いろいろな会場で歌ってきましたが、このようにお客様と近くで演奏することはなかなか珍しく、とてもいい経験になりました」と話していました。
4人の今後のますますの活躍を期待して、会場からは惜しみない拍手が送られていました。7月のサロンコンサートは「金管アンサンブル〜煌くサウンド〜」と題して、ジャンクマンラグ(C.L.ロバーツ作曲)など全5曲を、トランペット・ホルン・トロンボーン・チューバでお送りします。次回は夏休み突入ということで、音楽部・吹奏楽部の小中学生の皆さんにおすすめの金管五重奏です。是非ご鑑賞ください。
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