俳人・小林一茶が生涯に50回以上も訪れた流山。この地のみりん醸造家・五代目秋元三左衛門(俳号:双樹)と一茶との交流を記念する一茶双樹記念館において、10月23日(火曜)から11月4日(日曜日)まで、「第8回小林一茶まつり」が開催されています。
11月3日(土曜日)14時から15時30分まで、「一茶回顧」と題して、元流山市長・秋元大吉郎氏による講演会が開催されます。幼いころから一茶の話を聞いて育ち、のち流山市長になって一茶双樹記念館の復元に尽力し、自身も俳人として活動している秋元大吉郎氏の一茶セピア色の想い出話をたっぷりとうかがいます。参加費無料(入館料は別途)、定員50人で、当日申し込みも可です。
講演会と並んで「小林一茶まつり」の中心となる行事が「一茶双樹俳句交流大会」。今年で3回目となる参加型の俳句大会で、今回は、市内外、遠くは岡山県から、「一般の部」「小学生(4年生以上)の部」「中学生の部」合わせて1902句の力作が集まりました。「小林一茶まつり」期間中の来館者の人気投票により入賞作品を決定するこの俳句大会、全ての応募作品が一茶双樹記念館に掲示され、広い双樹亭の座敷が俳句で埋め尽くされた様は圧巻です。来館の方々は、各々投票用紙を手に、じっくりと作品鑑賞をしています。投票した方には一茶とかえるのかわいらしいイラストをあしらった、記念館オリジナルのポストカードをプレゼント。
入賞者の表彰式は11月25日(日曜日)に一茶双樹記念館で開催され、入賞作品は12月から新春まで、流鉄の電車内へ掲示されますのでお楽しみに。また、一茶双樹記念館と、杜のアトリエ黎明では、同じく11月4日(日曜日)まで、恒例の「オータムローズガーデン」を開催中です。日本を代表する若手育種家で、「NHK趣味の園芸」でもおなじみの河合伸志さん(流山に本社のある株式会社ペレニアル所属)作出の「真夜(まよ)」「空蝉(うつせみ)」「あさきゆめみし」、英国のワーナーローゼス作出による人気品種「ラプソディ・イン・ブルー」など、個性溢れるオリジナル品種を展示しています。
さらに、一茶双樹記念館では、「バラのアート展」として、バラの画家・ルドゥーテの「バラ
図譜(複製)」や、バラを描き続ける画家・流郷由紀子さんの作品、流山在住のフラワーコーディネーター・三上久美子さんのプリザーブドフラワー作品を展示しています。杜のアトリエ黎明では、ペレニアルオリジナルのバラ苗をはじめ、バラ関連グッズ・書籍等販売も行っています。文化と芸術の秋を訪ねて、一茶双樹記念館・杜のアトリエ黎明にぶらりと出かけてみませんか?
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