第47回うんがいい！朝市　歳末謝恩福引大会

更新日　平成26年11月12日

暮れも押し迫る平成25年12月28日（土曜日）、運河水辺公園でうんがいい！朝市が行われました。利根運河交流館を運営するNPO法人コミュネット流山が主催するこの朝市は、平成22年11月から始まり、今回で47回目を迎えます。毎月第4土曜日の午前8時30分から開催され、地元にすっかり定着し、朝早くからたくさんの人でにぎわいました。「歳末謝恩福引大会」と銘打った今回の朝市では、流山市観光協会による餅つきや地元のアイドル三姿舞（さんしまい）のライブなどが行われました。

［画像］地域のボランティアによる売り子の皆さん(70.5KB)

この日は、地域商店や地元の農家のほか、流山市と姉妹都市にあたる福島県相馬市、長野県信濃町、石川県能登町、友好都市である岩手県北上市の名産品や、県立流山高等学校の生徒さんが育てたシクラメン、「女の子に働く楽しさを体験」と地元の大学生が企画したプログラムの発表、流山市ふるさと産品協会加盟店による出店などバラエティに富んだ総勢約40店余りの出店がありました。運営スタッフも地域の方々や、「利根運河に一夜限りの映画館を」と2012年から開催されている「利根運河シアターナイト」実行委員会、平成21年から朝市にはライブで参加の東京理科大ギター部、地元の学生などにより組織され、買い物客との距離の近い、売り買いの掛け合いも楽しい手作り朝市として親しまれています。

［画像］歳末謝恩福引景品が当たりました(65.5KB)

この日行われた歳末謝恩福引は、毎回早朝から足を運んでくださる来場者に感謝の気持ちを贈ろうと、出店者たちがそれぞれ自慢の品物を持ち寄り景品としたもので、米や野菜、鉢植え、手作り作品、食事券など、各店舗が工夫を凝らしたプレゼントのほか、近隣の自治会などからも協力を得て、ハズレなしのくじ引きとなりました。大きなキャベツ、大根、ネギの詰め合わせ、手作りポシェットなどの入った三等賞を当てた間藤邦彦さん（柏市）は「してかん屋さんの売っているお焼きに生まれ故郷の味を感じ、毎回足を運んでいます。今日はこんなにたくさん景品が当たり、一年の締めくくりにとても縁起がいい」と景品の入った袋を重そうに抱えながら答えてくださいました。

［画像］三姿舞によるうんがいい！ライブ(52.1KB)

朝市名物となった「うんがいい！ライブ」には地元出身、在住のバラエティダンスユニット「三姿舞（さんしまい）」のみなさんが出演、歌に踊り、楽しいトークで会場を盛り上げました。三姿舞さんは、姉妹で結成されたユニットです。次女の真珠さんは「運河は小学生の頃よく遊んだところ。今日は特に知り合いの方も多く、先ほどから応援を頂いて嬉しいです」と話し、“ご近所さん”の声援にパワフルなダンスと歌で応えました。

［画像］流山高等学校のシクラメン販売(64.3KB)

各出店者のブースでは、「岡田農園」の京人参、「蒲鉾の八木橋」の伊達巻や蒲鉾、「木津商店」の鰊の昆布巻きや松前漬など、新しい年を迎える準備の品々が並びます。この日、初出店となった県立流山高等学校園芸科草花専攻の皆さんは、一年間かけて種から育てたシクラメンの鉢を破格の500円で提供しました。2年生の稲垣菜摘さんは「植物は毎日違う姿を見せてくれる。ただ水をやるだけではなく、その様子に合わせて、液肥を施したり、細心の注意を払いながら、臨機応変にと育てたシクラメンです。」とにこやかな笑顔、「接客も勉強です、お客さんとの関係が大切で、ただ声を出しているだけじゃだめなんだなぁ、ということを学びました。」と話してくださいました。

［画像］ご来場ありがとうございました(72.6KB)

うんがいい！朝市では、Cafe　and　Dining　SLOWの牛筋煮込み、流山ボンベイのカレーやせんべい汁、ブラッスリーしんかわのフレンチ惣菜やホットワイン、三喜食品の揚げたて「運河コロッケ」「運河メンチ」、川いい会運河茶屋のドリップコーヒーなど、その場で食べられてくつろげる品々も多く、運河で朝食をと、楽しみにしてくださる方も増えました。また、「木工房山樹庵」「天木誠司木の実工房」など、近隣の方による木工製品の販売コーナーでは、参加者が楽しめる木工ワークショップを開催するなど食べて楽しい、参加してなお楽しい朝市となりました。そんな中、2011年4月以来出店を続けるコォラクは、同年3月の大震災で福島県から流山市に移住、朝市の売上げを地元南相馬に送り続けています。地域の人々に支えられながら開催されるうんがいい！朝市、次回は新年1月25日（土曜日）8時30分からの開催を予定しています。お問い合わせは利根運河交流館（電話04－7153－8555　月曜・火曜休館）まで。