11月22日、NPO法人NPO流山まちなみ会(野口允晤理事長)主催の「第17回流山の魅力発見散策会」が流山本町界隈で開催され、関係者を含め約60人が参加しました。今回は、流山で生まれた白みりんをテーマに、本町界隈の名所旧跡のほか、流山キッコーマン(株)でみりんの歴史を学ぶとともに試飲を行い、蔵のカフェ+ギャラリー灯環ではみりんカクテルを味わいました。
当日一行は、NPO法人流山史跡ガイドの会(青柳孝司理事長)の皆さんの案内で、赤城神社や流山3丁目の庚申塔、新選組陣屋跡、閻魔堂などを歴史散策しました。「新選組が流山に来てたなんて知らなかった」という方もいらっしゃり、史跡ガイドの皆さんの説明に、参加者は熱心に耳を傾けていました。
続いて、「世界のきらめき万華鏡展」の行われている万華鏡ギャラリー寺田園茶舗見世蔵を訪れると、筒状の万華鏡しか知らない参加者は、さまざまな形のデザインや覗いたときの美しさに感嘆の声を上げていらっしゃいました。世界のきらめき万華鏡展は、入場無料で12月23日まで(月・火曜休館、祝日は開館)開催されています。
流山キッコーマン(株)では、みりんの歴史や製造方法、成分の調理効果などについて商品開発部長さんから説明がありました。流山は白みりんの発祥の地であり、来年白みりん生誕200周年を迎えます。最後に、「本みりん」と「みりん風調味料」の味比べも行われ、その風味の違いに驚いた様子の参加者も多く見られました。
続いて立ち寄った、天然酵母パンで人気のベーカリーカフェ蔵日和では、本町界隈の新しい案内板のデザインアイデア展が開かれていました。これは、NPO流山まちなみ会と千葉大学大学院環境デザイン研究室が協力して研究しているもので、展示は12月1日まで開かれています。3つのデザインが展示されアンケートも行われていますので、お立ち寄りの際にはご協力ください。
また、江戸川大学社会学部ライフデザイン学科・現代社会学科では、地図ソフトを使いマップ上に本町界隈の観光スポットを表示し、見どころの案内と散策ルートを自動的に作ってくれるアプリを開発しているそうで、同じく蔵日和でタブレット端末によるデモンストレーションを行っていました。同大現代社会学科2年の小川諒君は「実用化されれば、全国で使えるようになるのでは」と期待を膨らませていました。
この日の散策会の最後は、蔵のカフェ+ギャラリー灯環です。ここでは、窪田酒造で作られている飲むための本みりんを使用したみりんカクテルが特別に販売され、参加者を喜ばせました。まちなみ会副理事長の松尾次郎さんは、「来年迎える白みりん生誕200年と合わせ、千葉大学大学院環境デザイン研究室と協力して考案している、新しい案内板の設置が実現すると、流山本町界隈がさらに賑わいを見せるのでは」と語ってくださいました。
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