2.2 十分な時間に関するガイドライン


ページ番号1013929  更新日 平成25年3月5日


利用者がコンテンツを読んだり操作するために、十分な時間を提供します。

2.2.1 タイミング調整可能の達成基準(A)

解説

 巧緻性障害、および認知能力が低下している利用者は、コンテンツを読んだり、フォーム入力のような操作を実行するのに、より長い時間を必要とする場合があるため、ウェブコンテンツを操作するのに十分な時間の提供を可能な限り保証します。
 時間切れになる前に制限時間を延長できるよりも、制限時間の長さを調整できるほうが望ましく、さらに制限時間を解除できることのほうがより望ましいと言えます。

対応方法

コンテンツに制限時間を設定しません。

2.2.2 一時停止、停止及び非表示の達成基準(A)

解説

 動きのあるコンテンツや自動更新するコンテンツは、視覚障害を持つ利用者や、加齢などの原因で認知力などが低下した利用者には、明滅や自動スクロールなどの視覚的に変化する情報が把握しにくくなります。
 また動かないテキストを素早く読むのが困難な利用者や、動きのあるものを目で追うのが困難な利用者にとっても障壁となります。
 特に注意力欠如障害のある利用者などは、点滅しているコンテンツに気を取られてしまい、ウェブページのそれ以外の部分に集中するのが困難になってしまったり、スクリーンリーダーの利用者にも問題を引き起こすことがあります。
 このことから、利用者自身が一時停止、停止、非表示できることは必要不可欠です。

対応方法

動き・点滅するコンテンツや自動更新するコンテンツの使用を原則禁止します。


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