ページ番号1013926 更新日 平成25年3月5日
情報又はページの文書構造を損なうことなく、様々な方法(例:スタイルシート(注8)を使用しない)でも同じ情報を提供できるように、コンテンツを制作します。
(注8)文書の見栄えに関する情報(字体や文字の大きさ、色、行間の幅、修飾など)をひとまとめにしたデータやファイルなど。
見出しの文字サイズや箇条書きなどの視覚的な情報、またはチャイム音が新しい節の開始位置を示すなどの聴覚的な情報によって利用者に暗に認識されている情報および関係性は、コンテンツがスクリーンリーダー(注9)によって読み上げられたり、利用者独自のスタイルシートに置き換えられた場合でも保たなければなりません。
これらの情報および関係性は、正しい文書構造によって保つことができます。
しかし、「アスタリスク(*)のある項目はすべて必須項目です。」のように、その情報および関係性を文書構造ではなく、説明テキストで提供する場合がありますが、できる限り、テキストによる説明を提供するのではなく、適切なタグなどの利用で実現することが望ましいと言えます。
また場合によっては、ある情報を繰り返して提供することが最も適切な場合があります。例えば、HTML(注10)の表組みでは、その表組みの説明文を本文でもsummary属性(注11)でも提供するなど、同じ情報を繰り返し提供する場合があります。
(注9)コンピュータの画面読み上げソフトウェア。
(注10)HyperText Markup Language(ハイパーテキストマークアップランゲージ)のことで、ウェブ上のドキュメントを記述するための言語。
(注11)視覚障害を持つ利用者が、表組を音声で確認できるようにするための説明文の記載。
CMSでは、正しい文書構造が保たれるよう、テンプレートの入力項目を、見出し・本文等に分けます。ページ作成者が、本文中に間違った見出しを設定した場合は、警告画面を表示します。また、ページ作成者がHTMLタグを手動で入力できることをシステム的に禁止します。
一般のブラウザやスクリーンリーダーの中には、スタイルシートに対応していないものがあります。例えば、スタイルシート(positionや float)で、表示順序(レイアウト)を指定した場合、その指定はスクリーンリーダーで反映されず、理解できない順序で読み上げられる可能性があります。
また、多くのスクリーンリーダーやスタイルシートに未対応なブラウザは、テキストや画像をHTML内に記述された順序で表示します。
このことから、スタイルシートの指定を無効にして表示した場合でも、内容が充分に把握できることを必ず確認します。
スタイルシートの指定を無効にしたときに、適切な読み上げ順序になるよう、テンプレートの設計を行います。これにより、CMSで作成したページの共通ナビゲーション部分は、自動的に正しい順に読み上げられます。
ページ作成者が本文中に作成する表組みは、流山市公式サイトホームページ作成ガイドラインで定められたルールを守り作成することで、適切に読み上げられるようにします。
障害を持つ利用者は、形または配置を知覚できない場合があります。中でも視覚障害を持つ利用者は、情報が形や位置によって伝えられている場合、その情報を理解できないことがありますが、形や位置以外の情報を補足することで情報を理解できるようになります。
一方、形や位置を用いた情報提供は、認知能力の低下している利用者を含む多くの利用者に対しては効果的です。したがって、その情報がテキストなどの他の形でも提供されていれば、形や位置による情報提供を行なうことも可能です。
また「上記」という表現は、コンテンツのその地点よりも前にあるコンテンツを指し、「下記」という表現はその地点よりも後にあるコンテンツを指すことが一般的な理解となっているため、コンテンツが正しい順序で読み上げられ、その示し方が曖昧でなければ「下記のリンクの中から一つ選んでください」あるいは「上記の全て」といった記述でも問題はありません。
形や位置に依存した表現のみでの情報提供は行わず、文章での解説を併記するようにします。基本ルールを、流山市公式サイトホームページ作成ガイドラインで定めます。
総合政策部 秘書広報課
電話:04-7150-6063
ファクス:04-7150-0111
〒270-0192
流山市平和台1丁目1番地の1 第1庁舎3階
Copyright (C) City Nagareyama Chiba Japan, All rights reserved.