ページ番号1044203 更新日 令和6年5月29日
ヒトパピローマウイルス(以下「HPV」という。)は、ありふれたウイルスで、生涯80%以上の人が感染するといわれています。皮膚や粘膜に感染するウイルスで、200以上の種類があります。
HPVに感染しても、すぐ「がん」になるわけではなく、通常は感染しても自然に排除されますが、長い間感染が続いた場合、細胞が少しずつ「がん細胞」に変化していくことがあります。
粘膜に感染するHPVのうち少なくとも15種類が子宮頸がんの患者さんから検出され、「高リスク型HPV」と呼ばれています。
これら高リスク型HPVは性行為によって感染しますが、子宮頸がん以外に、咽頭がん・肛門がん、膣がん、外陰がん、陰茎がんなどの原因になることが分かっています。
HPV感染症は、性行為によって男女間で感染を繰り返すため、男女にワクチンを接種することで感染の拡がりを抑えることができます。
日本では、毎年HPVの感染が原因で約1.1万人の女性が子宮頸がんになり、約2,900人が亡くなっています。20歳代から増え始め、30歳代までにがんの治療で子宮を失い、妊娠・出産ができなくなってしまう人も、1年間に約1,000人います。
男性がHPVワクチンを接種することによりHPVの感染を予防し、将来のパートナーの健康と命を守ることができるだけでなく、HPVの感染で発症するリスクのある、咽頭・肛門・陰茎がん、尖圭コンジローマの発症の予防効果が得られます。
現在、男性のHPVワクチン接種については、予防接種法に定められておらず、個人の判断により発症予防として接種する「任意接種」となります。本人または保護者の意思と責任で接種を行うものです。
費用は全額自己負担となりますので、接種費用・予約の有無・診療時間等につきましては、直接医療機関へお問い合わせください。
男性が接種できるHPVワクチンとして4価(商品名:ガーダシル)が承認されています。
ワクチンは、概ね小学6年生以上の者を対象に合計3回の接種を行います。
(ワクチン接種スケジュール:初回接種から2カ月後及び6カ月後に追加接種)
【上記の方法をとることができない場合】
※3 2回目は、1回目から1カ月以上あける。
※4 3回目は、2回目から3カ月以上あける。
予防接種による効果や副反応などについて、十分理解した上で接種の判断をしてください。
なお、HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。また、因果関係があるかどうかわからないものや短期間で回復した症状を含め、まれに重い症状がおこることが報告されています。
接種後に体調の変化が現れたら、まずは医師にご相談ください。
任意接種により健康被害が起きた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく補償となります。
「感染症・予防接種相談窓口」では、HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般について、相談にお応えします。
【電話番号】03-5656-8246
【受付時間】午前9時〜午後5時(土日祝日、年末年始を除く)
※この相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間会社により運営されています。
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