平成28年10月4日(火曜日)、森の図書館で「シニア向けケータイ安全教室〜らくらくスマートフォン〜」が開催されました。この講座は、NTTドコモの協力により、毎年森の図書館で開催されている人気の講座です。初めてスマートフォンを使用するシニアの方向けに、基本操作や振り込め詐欺などの犯罪に巻き込まれないための対策および自然災害や日常における携帯電話にかかわるさまざまなトラブルから身を守るためのポイントを教えていただきます。午前と午後の2回の開催に、合わせて34人が参加されました。
参加者の皆さんは5つのグループに分かれ、1人に1台スマートフォンが貸し出されました。各グループにはインストラクターが1人つきます。この日、初めてスマートフォンを手にする方も多く、講師の説明に真剣に耳を傾けていました。携帯電話とスマートフォンの大きな違いは、画面に触れるか触れないか、という点です。講師から、「スマートフォンの画面が暗くなるのは、うっかり触って通話状態になるのを防ぐため。また、節電のためにロックがかかるのです」という説明がありました。「タップ」「スクロール」「ピンチ」「フリック」など、初めての方には普段聞きなれない用語がスマートフォンの操作には付き物です。皆さん、各操作を実際に触れて確かめていました。
前半の講習は、電話をかけたり、カメラを使ったり、メールを送信したりと、スマートフォンでできる基本的な操作の実践です。カメラの使い方では、向かいに座った方の写真を撮り合うという、和やかな雰囲気となりました。中でも皆さん目を輝かせたのは、自分を被写体に撮る「自分撮り」の方法の説明を受けた時です。スマートフォンを目線より少し上に構えるほうが10歳若く写る、というお話に「いいこと聞いた!」と思わず笑顔も。休憩時間には個別に相談も受け付けられ、簡単な操作から専門用語が出てくる相談まで、インストラクターの方々が丁寧に対応していました。
後半では、携帯電話に関わるトラブル防止の説明がありました。トラブルに巻き込まれないためには、「知らない電話番号から電話がかかってきた時は、相手が誰か確認してから名乗る」、「知らない人からのメールは届かないように、携帯電話会社で登録しておく」など、日頃から気を付けなければなりません。また、メールは送信先の相手にも料金がかかる、というお話は、初耳だった方が多いようです。「どれだけの情報を送るかによって料金が決まるので、写真や動画を送る時は気をつけてほしい」と講師の方からお話がありました。また、料金に関しても、使い方によってはプランを見直すと節約になることもあるので、確認してみるとよいでしょう、とのこと。
参加された方からは「今までガラケー(フィーチャーフォン)でしたが、スマホの扱い方が多少分かったので、切り替えも検討してみます」という声が聞かれるなど、今回の安全教室で、スマートフォンを持つことにさらに興味を持たれた方が多くいらっしゃいました。
森の図書館では、今後も平成28年12月2日(金曜日)に「初心者のための野鳥観察」が催されるなど、多彩な講座が予定されています。詳細は、今後の広報ながれやまや森の図書館ホームページに掲載する予定です。
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