平成28年3月20日(祝日)、流山おおたかの森駅南口都市広場で、地元商工業者が自慢の製品やサービスなどを紹介する「第13回流山産業博」が開催されました。主催の流山商工会議所の青年部会長の町田一彦さんから「今年はあきんど広場やウルトラクイズなど恒例のイベントだけでなく、新しいイベントも企画しました。より一層皆さんに楽しんでいただけることと思います」と開会宣言があり、穏やかな日差しのさす気持ちの良い気候の中、産業博が幕を開けました。
毎年恒例の「あきんど広場」は、多種多様な業者の出店により、会場を訪れた方がこれまで知らなかった製品やサービスと新たに出会ったり、再発見したりできる流山産業博の冠イベントです。今年は86の業者が出店し、販売や展示、工夫を凝らした体験などを通して、訪れた方へのPRに励みました。当日は例年同様、姉妹都市の福島県相馬市から訪れた相馬商工会議所の皆さんが「相馬逸品フェア」を開催し、あんこうの唐揚げや小女子(こうなご)など、相馬商工会議所が「相馬逸品」として指定している選りすぐりの味を流山に届けてくださいました。
また、今回は、本市をモデルとした架空の都市・流川市を舞台とした漫画「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」(小杉光太郎著、一迅社)と流山産業博の限定コラボグッズも販売されました。販売開始の30分以上前から長蛇の列ができる人気ぶりで、Tシャツなど、販売直後に完売したグッズもありました。グッズを購入された方の中には、作中でキャラクターが着ていた、背中に「流川市」と書かれた法被を着ている方が多く、キャラクターのパネルや、会場に姿を見せた魚心(うおごころ)くんの着ぐるみと一緒に写真撮影を楽しんでいました。
午前中の目玉は、市内の商工業者出題のクイズに答え、誰が一番流山を愛しているかを決定する「ぐるっと流山ウルトラクイズ・挑戦編」です。今年は「探究編」として、3月1日から19日にかけて、あらかじめ市内100商工業者による100問の出題内容を公開し、各商工業者の店頭や工場でスタッフから口頭、またはポスターなどで解答を得ることができました。当日は約70組の参加ペアがあり、優勝賞品のJTB旅行券5万円分を目指して接戦を繰り広げました。栄えある優勝は、北部中学校3年生のテニス部仲間、荒井将盛君と福田晴都君。2人は「探究編で市内各地にある95の商工業者を回りました。3月15日に中学校を卒業して時間ができたので、たくさん回って勉強できました。旅行先はこれから決めます」と話してくれました。
会場内では、チーバくんや産業博キャラクター「ながれやマン」などのゆるキャラが募金箱を持って会場を回り、寄付を募りました。いただいた募金は全額が、日本財団のプロジェクト「忘れないで! 311」に寄付され、東日本大震災の被災地復興支援のために使われます。12時からは千葉県内のゆるキャラ7体が勢揃いし、かわいい仕草で手を振ったり、写真や動画撮影に応じたりして子どもたちの歓声を集めていました。
他にもステージでは、軽快なトークで今回のメイン司会として産業博を盛り上げてくださった、ラジオパーソナリティも務めるシンガーソングライター・さくまひできさんや、Karaoke World Championshipsアジア大会で準優勝の実力派シンガー・イレイナさんのライブが行われました。また、おおたかの森小・中学校の吹奏楽部の皆さんによる演奏も披露されました。
今年初めての企画「ロカヴォグランプリ」の結果発表も行われました。ロカヴォ(locavore)とは、「地元で作られたものを食べる人」という意味の造語で、2007年にアメリカの流行語大賞を受賞しています。今回のグランプリでは、地産地消を目的に、流山の食材を使用したご当地メニューとして7店舗7品がエントリーしました。訪れた方は対象商品を購入してシールをもらい、おいしいと感じたらパネルにシールを貼って投票します。投票の結果、準グランプリにはクルクルコムギの「もちもち麺とシャキシャキ葉ねぎの焼きスパ」、栄光のグランプリにはかごや商店の「流山本みりんゼリー」が輝きました。結果発表後にはより多くの方がグランプリ参加店舗を訪れ、エントリーされたご当地メニューに舌鼓を打っていました。
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