平成28年3月9日(水曜)、流山市生涯学習センターでアントニオ斉藤さんら音楽家による東日本大震災被災地復興支援のためのチャリティコンサートが行われました。流山おおたかの森駅前の弦楽器専門アントニオを中心に音楽仲間によって続けられているもので5回目を迎えました。出演は、流山のヴァイオリニスト・アントニオ斉藤さんをはじめ、ヴォーカルとギターの渡邉重信さん、ヴァイオリン奏者・はなしまなおみさん、ピアニストの石川容子さんです。
ヴァイオリンのアントニオさんは、幼少の頃よりヴァイオリンを始め、平井義久氏、故芥川英之氏に師事。パリやミラノの街角で演奏パフォーマンスを展開。国内では、イベント、パーティ、レストランなど多数出演されています。流山おおたかの森S・Cでの演奏をはじめ、流山ジャズフェスティバルなどさまざまな地域のイベントで演奏活動を続け「音楽によるまちの活性化」を呼び掛けています。
同じくヴァイオリンのはなしまなおみさんは、国立音楽大学ヴァイオリン科でクラシックを学び、平成20年から 文化放送にレギュラー出演。平成21年「能登麻美子・地球NOTE(ノート)」の番組オープニングテーマ「海に、そして宙(そら)に」CD発売、平成22年には東京国際アニメフェア公式テーマソング「In Festive Mood」を発売。同年4月から文化放送A&Gミュージックアカデミー青山を開講しています。
ピアノの石川容子さんは、上野学園大学音楽部ピアノ科を卒業し、水野久子氏、久保春代氏に師事。ソロピアノ、声楽伴奏、器楽とのアンサンブルなどを中心に活躍され、最近ではミュージカル歌手やシャンソン歌手の伴奏、朗読とのコラボレーションなどにも活動の場を広げています。
第2部からはヴォーカルとギターの渡邉重信さんも加わって、歌を中心にステージが展開されました。2部の開演に先立って井崎市長が、アントニオさんたちが5年間、チャリティコンサートや相馬市への慰問を続けていることに謝意を述べました。コンサートの収益の一部は、姉妹都市・福島県相馬市に、アントニオさんご自身が直接持参し、仮設住宅で慰問コンサートも続けています。コンサートでは、客席からご婚約中のおふたりが突然ステージに招かれるサプライズもありました。
ヴォーカルとギターの渡邉重信さんは、学生時代からバンド活動をはじめホリデー音楽祭in東京で優勝。1995年六本木ライブハウスWALLSTREET ヴォーカリストとして本格的に活動、2000年にCDデビュー。ラブバラードを歌ったシングルCD4枚リリースし、現在フリーで関東を中心にショッピングセンター・飲食店ライブハウス・ホテル・イベントで音楽活動中。ステージではカバー曲・オリジナル曲とさまざまなジャンルの曲を歌います。
コンサートのエンディングでは、客席の皆さんが立って肩を組んで「見上げてごらん夜の星を」をステージと一緒に合唱。会場がひとつになり盛り上がりました。ロビーでは浅草を中心に大道芸を続けているコメディアンのプッチャリンさんも募金を呼び掛けていました。
東日本大震災から5年。流山市生涯学習センターでは、3月11日(金曜)に「3・11法話と音楽のつどい」を、翌12日(土曜)に「ザ・サードコーストジャズオーケストラチャリティコンサート」を開催します。問い合わせは流山市生涯学習センター(電話04−7150−7474)へ。
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