平成28年3月15日(火曜)までの間、市役所1階の市民ギャラリーでは「紫焔窯(しえんがま)陶板の世界」が開催されています。市内で窯を開き、焼き物を通して地域の文化芸術の発信を続けている陶芸作家の田口佳子さんの作品10点と、師範の近江宏文さんの作品4点が展示されています。
田口さんは市内西深井に紫焔窯を開き、以来およそ30年窯元として制作活動に励むほか、市内の中学生にふれあい陶芸教室を行うなどのボランティアも行っています。また、今年度開校したおおたかの森小中併設校には陶板作品を寄贈されています。昨年はおおたかの森駅近くに陶房を開窯、新たな創作の場として注目されています。
今回のギャラリー展示作品について、田口さんは「2か月ほどかけて制作しました。制作では構想に最も時間をかけています。イメージを作り上げてから土に向かい合うことを一番大切にしています」と話してくださいました。陶板作品とともに田口さんの詩が展示され、鑑賞をより味わい深いものにしています。
田口さんのもとで陶芸を始めて20年という近江さんは、「知り合いに「料理に使える皿を作ってみてはどうか」と勧められたのがきっかけです。長年かけて、この年輪のような作風にたどり着き、今も技術を磨いています。これらの大皿は、鑑賞するだけでなく実用も兼ねています。刺身や寿司を盛り付けても映えるんですよ」と教えてくださいました。
マイナンバー手続きなどで市役所を訪れている方々も、美しい陶板の世界にしばし足を止めて鑑賞されていました。展示は3月15日8時30分から17時15分まで(最終日は16時まで)ご覧になれます。
また、4月5日(火曜)から12日(火曜)までは生涯学習センターにて紫焔窯作品展が開催されます。9月には都内の百貨店でも田口さんの個展が予定されているそうです。
3月後半の市民ギャラリーは「小澤崇夫・サダ子二人展」です。3月16日(水曜)から31日(金曜)まで書画を展示しますので、是非ご覧ください。
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