平成28年2月14日(日曜)から28日(日曜)まで、森の図書館で「仏彫講座作品展」が開催されています。
この展示では、昨年の5月から森の図書館主催の教養講座を受講していた生徒さんの作品が飾られています。木彫りに挑戦するのは初めての12人が、彫刻刀の持ち方、使い方、基礎的な彫り方から学び、材料のヒノキで板彫り、地紋彫りを作成。そして、円柱のヒノキから童地蔵を完成させました。
彫る過程では「図をしっかり測って描くこと、形を良く見て彫ること、最後の仕上げを丁寧にすること」が基本の作業となります。数種類の彫刻刀を使って童地蔵を作っていく過程では、一人ひとりが黙々と集中していました。日常を忘れ、心を落ち着かせて彫った童地蔵のお顔や表情はひとつとして同じものはありません。童地蔵のほか、仏手、仏頭、干支の彫り物、大黒様、観音菩薩に挑戦する方もいらっしゃいました。
講師として生徒の制作過程を見守ってきた仏師・木彫り作家・鈴木謙太郎さんは「仏像彫刻は上手い下手を競うのではありません。念入りに作られたみなさんのお地蔵さんはどんな名作にもない心が込められています」と話されました。
生徒の作品「童地蔵・大黒様・観音菩薩・干支の彫り物」と先生の作品「毘沙門天」は、2月28日(金曜)まで展示されていますのでぜひご覧ください。森の図書館は9時から17時まで開館しており、月曜休館です。
また、今年度も同講座を開講予定です。4月5日10時30分から、電話または直接カウンターでお申し込みください。詳細は森の図書館(電話04−7152−3200)まで。
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