平成28年2月16日(火曜)、保健センターにて健康づくり講座の第1回が開催されました。
この講座は、毎年、生活習慣病予防など健康づくりを目的に実施していますが、今年度は「行列のできる血糖相談所」として、糖尿病をテーマに行っています。
糖尿病の治療の原則である運動・食事・薬物治療に基づいて、今回の健康づくり講座では、医師による講義・運動実習・調理実習で、3回1コースとして開催します。
今回は、第1回「たかが血糖値?!されど糖尿病」で、講師は流山中央病院・内分泌・糖尿病内科医・松田彰さんによる講義でした。講師の松田さんは内分泌が専門で、現在も糖尿病専門外来を担当されており、豊富な知識をわかりやすいスライドにまとめて、解説していただきました。
血糖値が高いだけでは自覚症状が乏しく、違和感を「なかったことにしよう」と簡単に思ってしまうことが、治療につながりにくくなっていると話してくださいました。そのまま放置すると、知らない間に糖尿病が発症し、視覚障害や脳血管障害、動脈硬化や心疾患などの合併症に苦しむことになります。必ず精密検査を受けることが大切との話でした。
また、先生は診察で患者さん、「寝る時間は決まっているか」ということを必ず聞くそうです。寝る時間が決まっていないと朝起きる時間が不規則になり、朝食の時間が決まらない。これとは反対に、規則正しい生活を送り決まった時間に食事をとることが一番大切なことで、糖尿病を大きく遠ざけるとのことでした。
今回の講義では、当初の定員50人を上回る64人の市民の方が参加されました。参加者からは「非常にわかりやすく、楽しいお話でした」「今後の生活の参考にして、糖尿病にならないよう十分注意していきたいです」「血糖値が高いと健診で言われ、あまり気にしていなかったけど、さっそく病院へ行ってみようと思います」などの感想が聞かれました。
第2回は、2月23日(火曜)に、生涯学習センターで、運動に関する講義と実習「日常生活の中でできる運動〜お金いらず、薬いらずで血糖値を下げませんか?〜」を実施予定です。講師はNPOおおたかスポーツコミュニティ流山の小林千穂先生です。
お申し込みやお問い合わせは、保健センター(電話04−7154−0331)まで。
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