平成28年2月7日(日曜)、流山市生涯学習センターでラディアントコンサートが開催されました。会場となった流山市生涯学習センターが今春10周年を迎えることを記念しての企画です。同センターは、昭和58年4月に千葉県立流山青年の家としてオープンし、平成17年8月につくばエクスプレス(TX)が開業して駅前施設となり、平成18年4月に流山市生涯学習センターとしてリニューアルオープンしました。
出演されたラディアントとは、フルート奏者の真鍋知子さんを中心に、ピアノの伊藤万里さん、チェロの金子鈴太郎さん、そしてアルパの藤枝貴子さんと共に結成したカルテットです。エルガーの「愛のあいさつ」で始まったコンサートは、バッヘルベルの「カノン」や村松崇継の「EARTH」「コーヒールンバ」「アニメメドレー」などジャンルを超えた編成で客席を楽しませました。コンサートでは、「フルートで指輪をつくったらいくつつくれるかしら」「チェロの弓は馬の毛でできています」と留め金をステージで外してくださるなど演奏の合間のトークでも会場を和ませます。
昨年12月27日(日曜)に自閉症の方々への理解を深める絵画展の中で行われた「言葉を越えてコンサート」で、自閉症のチャレンジドピアニストの方と一緒にチャリティコンサートに出演された真鍋さんは、一昨年の夏には流山ジャズフェスティバルでジャズバンドとの共演も同センターで行っています。こうしたご縁から開館10周年を記念したコンサートに「新しい編成で、新しいサウンドを聴かせていただきたい」という声にお応えして企画が実現したものです。
真鍋さんは、桐朋学園大学音楽学部演奏学科フルート専攻卒業、同大学研究科修了。(財)よんでん文化振興財団奨学生。第11 回日本フルートコンベンションコンクールアンサンブル部門第2 位。別府アルゲリッチ音楽祭に首席フルート奏者として出演。宮日音楽コンクール管楽器部門において、最優秀賞及び最高位のグランプリに輝く。コンサートシリーズ「フランス音楽の軌跡」を2010 年からスタート。マスターソムリエ・高野豊さんとの「クラシックとワインのいい関係〜ワイン物語〜」では毎回レギュラー出演しています。フルートカルテット「奏−kanade」では、豪華客船でのメインショーなどにも出演し、演奏・演出ともに好評を博し、フルートオーケストラ「FOJ フォージェ」メンバーとしても活動しています。
ピアノの伊藤万里さんは、3歳よりピアノを始め、東京音楽大学卒業後、同大学院鍵盤楽器研究領域を修了。2008年ロゼピアノコンクール第1位。板橋区演奏家協会会員。在学中よりレストラン、ラウンジでの演奏や、新丸ビルアトリウム演奏レギュラーピアニストを務めました。2010 年、中国で約1か月に渡る演奏ツアーを行い、トゥールダルジャンがプロデュースするjazz en provenceでの演奏、劇伴音楽、シンガーの楽曲レコーディングなどのスタジオワーク、アニメ、ドラマなどのピアノアレンジをはじめ、都内ホテルのラウンジ演奏やブライダル演奏など精力的に活動中です。2014年よりピアノ連弾ユニット、ARUKO を結成し定期的にLIVEを行っています。
チェロの金子鈴太郎さんは、桐朋学園ソリスト・ディプロマコースを経て、ハンガリー国立リスト音楽院に学び、国内外のコンクールで優勝・入賞。NHK「名曲アルバム」、NHK−FM「名曲リサイタル」などに出演。バロックから現代曲までの幅広いレパートリーを演奏し、これまでに日本やハンガリー、オーストリアにおいて数々の世界初演を行っています。2003年〜2007年大阪交響楽団首席チェロ奏者、2007年〜2008年大阪交響楽団特別首席チェロ奏者。現在は各オーケストラにゲスト首席として招聘されるほか、サイトウ・キネン・オーケストラ、ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラなどで活躍中。トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ首席チェリスト、Super Trio 3℃、長岡京室内アンサンブル、ZAZA quartet、Quartet MARKのメンバーでもいらっしゃいます。
アルパの藤枝貴子さんは、埼玉県出身。1997 年よりアルパを習い始め、第2 回全日本アルパコンクールにて3位入賞を機にパラグアイへ留学。留学中は現地にてコンサート、ラジオへ多数出演などの経験を積み、CD も2枚制作。 帰国後はパラグアイ音楽、アルパという民族楽器の普及に務めるアルパ奏者として全国各地で公演。2年間に渡る滞在を経て、そのステージは現地の香りがより色濃く表現されています。現在は各地で演奏活動の他、埼玉県を中心に後進の指導にもあたっています。東京都公認ヘブンアーティスト。 これまでに日下部由美、パピ・ガランの各氏に師事。
会場となった流山市生涯学習センターは、この10年間の間には、テレビドラマのロケ場所になったり、平和のための企画展が行われたり、産業博や市民まつり、農業まつりの会場になるなどさまざまな使われ方で親しまれています。年間23万人の方々がご利用されている流山市内では最も人気の施設です。ことし4月にはお隣の流山市総合運動公園に新しいキッコーマンアリーナもオープンし、駅前には暁星国際小学校が開校、5月には東葛病院もオープンして、流山セントラルパーク駅周辺も賑やかになりそうです。
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