平成28年1月24日(日曜)、生涯学習センターで「笑って健康!お笑い大行進45〜笑いと涙の新春スペシャル」が開催され、多くの演芸ファンで賑わいました。「笑いと健康学会」の澤田隆治会長のプロデュースで続けられているシリーズ企画です。幕開けは、人気お笑いコンビ「コンパス」のふたり。コンパスは、2006年1月にコンビ結成し、2011年には漫才新人大賞受賞、今月結成10周年を迎えました。ボケ役で流山育ちの西本宏一さんは映画出演の役づくりのため髭をはやしての出演。この日は、落語を元にした新しいネタを披露しました。
二番手は、三味線なないろ会の会主・虹友美さんが民謡「おてもやん」からベンチャーズの「パイプライン」まで三味線演奏で魅了。河内音頭では、客席で踊り出す方の姿も。平成18年から浪曲曲師・岡本貞子さんに入門し、浪曲師・菊地まどかの曲師として一心寺出前寄席、国立文楽劇場、NHK浪曲特選、笑点など数々の舞台に出演しています。この日は、大阪から駆け付け、三原佐知子さんの浪曲でも出演されました。
次に会場を沸かせたのは形態模写のパーラー吉松さん。この日は、大相撲初場所の千秋楽ということもあり、優勝力士・琴奨菊の模写も披露。若乃花や水戸泉など往年の関取の相撲模写をはじめ、「世界の民族舞踊」では最前列にいらした女性と客席を回って笑わせるなど職人芸に脱力感を加味した楽しいステージを展開していました。
髪飾りが楽しいすず風にゃん子・金魚は、頭に節分の鬼や豆を乗せて登場。シェアハウスをネタに会場を笑わせます。1990年に 「みどりのおばさん」の芸名でコンビ結成し、1994 年 「じゅんこと金魚」で活動をはじめ、1995年現在の「にゃん子と金魚」に改名。2003年に第19代真打に昇進した女性コンビの漫才師です。
水道の塩ビ管やニンジンなどを笛にした演奏で楽しませた、はたのぼるさんは一般社団法人東京演芸協会の会長さんです。89歳のいまも現役の一芸名人は、客席に鈴や合いの手をお願いして舞台と客席が一緒に演奏。ロンドンで開催された一芸名人世界大会に、日本代表として出場し準優勝。日本人で初めて、世界で200人しかいないバスカーズ(族芸人)ライセンスを取得。とぼけた間のある漫談で笑わせます。
第一部のトリは夫婦漫才の新山ひでや・やすこのふたり。舞台で持ち歌の「景気音頭」を歌って、「不景気ふっとばせ!キャンペーン」を実施中とか。この日は、ひでやさんのカツラをネタに夫婦の日常を語るほのぼのとした話芸で客席を惹きつけていきます。妻が夫にツッコミを入れる夫婦漫才の王道の型で歌あり笑いありのステージ展開でした。
第二部は舞台を転換し、浪曲の三原佐知子さんが登場。浪曲親友協会の理事で「母恋あいや節」のラジオでの出演が評判を呼び一躍人気を得た女流浪曲師です。この日の演目は、「異国の母」。母親役から子役、先生役とひとりでいくつもの声を使い分け、客席を巻き込んでいく話芸は伝統芸能の重みを感じさせ、客席では涙を流す方々の姿も多く見受けられました。
次回の「笑って健康!お笑い大行進46」は3月5日(土曜)の予定です。お問い合わせは、流山市生涯学習センター(04−7150−7474)へ。
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