平成27年12月19日(土曜)・25日(金曜)の二日間、北部公民館において「そば打ち講座」が開催されました。初めての方を対象に企画したところ、定員を上回る多くの方からの応募があり、19日に参加出来なかった方には、25日に参加していただくことになりました。
19日は12人、25日は8人、二日間で20人の方が参加され、その中で、19日はお父さん、お母さんと一緒に小学生も、また、25日も参加者とともに小学生のお孫さんも参加され、和やかな雰囲気の中で講座は開催されました。
この講座は、自分で作ったそばを試食できるまでの全工程を体験できる内容でした。両日とも講師は磯谷博昭さんにお願いし、日頃、北部公民館の調理室を利用しているチャレンジ会(野々口秀樹代表)の皆さん4人の方にサポートしていただきました。
参加された方々は、各自用意した三角巾やエプロンを身につけ、講師から材料となる、そば粉やつなぎ粉、水の配分、粉の練り方やそば玉のノシ方までの説明と実技を受けた後、テーブル毎に2人一組にサポート1人が付き、早速そば打ちが始まりました。
今回は1人で3人前のそばを作りました。まず、大きな丸いボールの中で、そば粉とつなぎ粉をふるいにかけた後、水を数回に分け混ぜ合わせました。講師から「ここが一番大事なところです」と説明がありました。参加者も教えのとおりに力を入れず、何回も何回も両手で混ぜ合わせている内に、耳たぶの硬さ位のそばの粒がたくさん出来ました。それを一つの大きな丸い固まりにするために、手のひらの腹の部分で200回ほど練り、そば玉の形が出来ました。ラップで20〜30分寝かした後、更に100回程練り、そば玉が完成しました。
次に、そば玉を平らに延ばす工程です。ノシ台に打ち粉を少量ふり、その上にそば玉を乗せ更に打ち粉をふりました。手のひらの腹を押しあてるように四方八方にノシていきました。「麺棒は転がすのではなく、滑らすような感じで」と、講師からの説明がありました。
ノシ終わったそばを折りたたみ、そば用の包丁で切っていきました。講師から「この包丁は片刃でできており、包丁を入れた時に少し斜めにすると、添え板がズレて切る幅の感覚が伝わります」と説明をいただきました。小学生のお子さんたちもお父さん、お母さんそしておばちゃんの手助けを受けながら体験し「難しいところもいっぱいあったけど楽しかった」と笑顔でした。切ったそばは包丁ですくいながら粉を落とし、心もち少しひねる様にして保管箱に入れました。
そばを茹でる工程に移りました。沸騰した鍋にそばの生地を入れます。生地の太さによりますが、約15秒〜30秒間茹でた麺を取り出し水洗いをしました。そして氷水に冷やしてから盛りつけをしました。講師から「鍋に入れた麺が浮かんできたら20のカウント後、麺を取り出しましょう」と説明がありました。
そして、見るからにおいしいそうなそばが出来上がったら、試食タイムです。参加された皆さんはその成果品を見つめ合いながら、笑顔で「おいしそう! 」と言い合いながら、あらかじめ用意されていたそばつゆや薬味のネギを添えていただきました。
3時間の工程でしたが、講師やサポーターからの解かりやすい説明と実技指導を受けながらのそば打ち講座でした。参加者の皆さんからは「そば玉の延ばし方や包丁の使い方など何か所か難しい所もありましたが、こうして完成したそばはとても美味しいですね」「また次回も是非参加したいです」などのご感想をいただきました。講師の磯谷さんも「私はプロではないですが、これからも誰でもできるそばづくりに努めて行きたいです」と語っておられました。
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