平成27年11月28日(土曜)、鰭ケ崎三本松古墳で現地説明会が開催されました。当日は天候にも恵まれ、474人の見学者が訪れました。
鰭ケ崎三本松古墳は、全長25m(現存長)を測る市内最大の前方後円墳です。鰭ケ崎・思井土地区画整理事業のなかで、流山市教育員会が平成27年7月から発掘調査を実施しています。
これまでの調査で、全長が約40mと今残っているよりも1.5倍ほど大きかったことが判りました。人物や馬などの形象埴輪、円筒埴輪もたくさん出土しています。また、古墳の周りは室町時代から江戸時代にかけて、人々の生活の場として利用されていたことも明らかとなりました。
樹木が伐採された墳頂部(後円部)からは、眼下に宮園や松戸市街を見下ろすことができ、古墳が高台につくられていたことが良く判ります。また、見学会では古墳から出土した埴輪も展示され、見学者の目をひいていました。
見学者からは「発掘調査前の三本松古墳は、うっそうとした雑木林に覆われていたので、古墳の全体を見るのは初めて」「古墳の大きさにびっくりした」などの感想が寄せられ、大盛況で終了しました。
古墳の調査はまだまだ続きます。これからの調査では、古墳に埋葬された人の棺を納めた主体部や埴輪列などが出土してくることが予想されます。最新の発掘調査の様子や今回の現地説明会当日配布資料は、流山市立博物館ホームページ「鰭ヶ崎三本松古墳の調査状況の調査成果」でご覧になれます。
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