平成27年11月11日(水曜)、ゆうゆう大学で第3回合同公開講演会が開催されました。 満60歳以上の流山市民が集い学ぶゆうゆう大学は、年3回、在学生以外も受講可能な公開講演会を開催しています。本年も清々しい秋晴れの中、市野谷にある円東寺の住職・増田俊康さんを講師に迎え、公開講演会が開催されました。地域・宗派を超えて幅広く活躍中の増田さんの講演会を楽しみに、約330人の幅広い年齢層の方が参加されました。
増田さんは最初に舞台中央で読経を行ったあと、テーブルマジックとジャグリング(手に持った複数のボールなどを空中へ投げたりキャッチしたりを繰り返す技)で自己紹介をされ、会場は和やかな雰囲気に包まれました。
「感動を伴う記憶が心に残る記憶であるということ。そしてそこが帰る場所となる」というお話や、いつでも「今が初めて」であるととらえることで生まれる可能性のお話などでは、ユーモアを交えた話術で会場全体には笑いが広がりました。会場には熱心にメモを取る参加者の姿が多く見受けられました。
講演の後半は、「生」という詩の温かな朗読から始まりました。その後、世界4大文明についてのお話や、歴史の中での日本の識字率の高さは寺子屋文化のおかげであったこと、目線を変えることで新たな見え方があることなど興味深いお話をしていただきました。一人ひとりの心に響くものがあった様子で、来場者の方は真剣にお話に聞き入っていました。
住職の増田さんならではの視点や「おもい」を拝聴したいと足を運んだ参加者の方は、増田さんが講演の中で話された「帰る場所がある」「帰る場所が決まっている」からこそゴールを想い描くことができる、というお話を胸に、晴れやかな笑顔でそれぞれの「帰る場所」へ向かわれました。
参加者の方からは、「ユニークでとても楽しくためになる講座でした。資料も心がこもる人生の目標になるものをありがとうございました。また、ぜひ講演を聞きたいです」、「83才の私ですが、今日は大きな、大きなプレゼントをいただきました」との感想もいただきました。
来年度もゆうゆう大学では、在学生以外も受講可能な合同公開講演会を開催予定です。詳細は広報ながれやまなどでお知らせする予定です。
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