平成27年11月16日(月曜)、市役所でグリーンチェーン講演会が開催されました。講演会には住宅メーカーや設計会社の方28人と市職員28人、計56人が参加しました。
はじめに井崎義治市長が、街のみどりとみどりをつなげて、住宅だけでなく街全体の環境価値と資産価値を向上させる「グリーンチェーン戦略」の概要を、市内の緑豊かな住宅と市外の住宅の写真を比較しながら説明しました。
今回は講師として、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授・浅見泰司さん、同専攻研究室の西尾広也さん、蝦田有希さん、三田和巳さん、中央大学理工学部人間総合理工学科助教授・関口達也さんにお越しいただきました。
浅見さんの挨拶の後、西尾さんと関口さんから、地域の資産価値として「不動産物件価格」を用いた、グリーンチェーン認定制度の効果の検証についてお話ししていただきました。検証の結果としては、グリーンチェーン認定を得るために緑化を行うことで経済的な利益が得られると考えられるため、政策には一定の効果が認められるとのことでした。
質疑応答の時間では、事業所の方や市職員から、マンションの緑化整備にかかる費用と、整備に伴う資産価値の向上について何点か質問がありました。
西尾さんは「まだサンプル数は少ないですが、これからグリーンチェーン認定物件が増えていけば、より正確性・妥当性の高い結果が得られると考えられます」と講演の終わりを締めくくりました。
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