平成27年10月17日(土曜)の午後、北部公民館で手袋人形づくり教室が開催されました。この教室は、日ごろ、市内で図書館サポート活動をしている「NPO栞」の皆さんによるもので、19人もの方が参加されました。子育て中のママさんや、お子さんと一緒に参加されたお母さん、お孫さんと完成した手袋人形を使って遊ぶ光景を思い浮かべながら参加されたおばあちゃんなど、参加者の方は笑顔を浮かべて会場の教室に入りました。参加者の中には、赤ちゃんを背におぶったお父さんと一緒に参加されたママさんもいらっしゃいました。4人の赤ちゃんを囲んでの賑やかなオープニングとなった教室は北部公民館でも初めてです。
講師は「栞」の草間さんをはじめ、10人の会員の方がサポートして下さいました。手袋人形とは、文字通り手袋で作った人形のことで、今回製作したのは指一本一本に顔を作ってゆくもので一時間ほどで出来上がる簡単なものです。材料は手袋、ポリスチロール玉、カラーフエルト、目差し棒と少しのリボンなど、つくる物により材料が変わることがあるようです。今回は小人と子犬を作ります。はじめに手袋の指先にポリ玉をきっちりと詰め込んでゆくところから始まりました。指先の縫い目の膨らみが出ないように丁寧にしっかりと詰め込むのが大事なところです。講師の丁寧な指導とサポートの皆さんの楽しい説明でおしゃべりが弾むなか、次第に形が出来上がっていきます。
首に当たるところに飾りのリボンを縛り、中の玉が移動しないようにします。フエルトから扇状に帽子となる型を切りぬき、五人の小人が綺麗に色分けされて接着剤で取り付けられてゆきます。抱っこされた赤ちゃんがぐずりだすと、隣の方が三角帽子を被ったお人形の手袋をはめてあやしてくれたりと、参加者同士でのあたたかい交流も見られました。
目鼻として、「目差し棒」と呼ばれる小さな部品をしっかりと顔に差し込むことで、可愛い顔が出来上がります。出来上がると最初に手袋をはめて指人形で遊ぶわけですが、作る際に右手か、左手かを決めてから作らないと、手袋をはめて指人形で遊ぶ段階でお人形が皆後ろ向きにのけぞってしまい大変な事になりますので、確認しながら作ってゆきます。 今回つかっている手袋には右、左の区別はありませんので裏返して使うことができますが、顔が出来てからは裏返せないので注意が必要です。
同様の手順で子犬もつくることが出来ます。出来上がった小人と子犬を使ったお話の世界は「栞」の会の皆さんの得意とする世界で、いくつかの童話やわらべ歌、絵本をつかった読み聞かせのときに出番がくるなど、楽しい夢のあるお話を聞くことができました。一時間という短い時間での制作教室でしたが皆さんそれぞれの思いを持ったようで、楽しそうに教室を後にしました。
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