平成27年10月31日(土曜)まで、文化会館ロビーで、ひな祭りをおもわせるような色とりどりのつるし飾りが展示されています。これは、文化会館とクリーンセンターで活動している「つるし飾り チクチクの会」(伊藤繁子代表)の皆さんの作品です。会のメンバーは約15人。作り始めて数か月という方から10年近くという方までさまざまです。
つるし飾りは、不用となった正絹や化繊の着物や帯、帯揚げ、長襦袢、子どもの着物などを、型紙を使ってさまざまな形に小さく切り、それを合わせてちくちくと縫い合わせていく作業で作られます。「あまりの細かさに肩が懲りませんか」と作品を見ていた方が尋ねると、当初から活動している会のメンバーは「面白くて時間はあっという間に過ぎてしまいます。全然懲りませんね、楽しくって」と笑顔で話していました。
長さ1メートルほどで、対で飾られたつるし飾りは、金魚やタツノオトシゴ、大根やなすなどの野菜、ねずみと俵、帯の生地を使った扇まであり、ひとつひとつが色とりどりの綺麗な布を丁寧に組み合わせて作られています。ハイハイ姿の愛くるしい童や六地蔵などが可愛く並び、来館者を温かく迎えてくれています。メンバー代表の伊藤さんは、10年以上前に平方の寺でつるし飾りを学んだのが、作品をつくり始めたきっかけだそうです。
文化会館に来館された方は、思わず作品の前で立ち止まり、手にとってみたくなる気持ちを押さえながら、じっくり見入っていました。ひとつひとつ表情が違う可愛い作品を眺め「作るのに根気のいる作業ですね、すごいですね。じっと見ていると心が和みますね」と話されていました。「チクチクの会のメンバーは仲良しですよ。みんなで楽しく助け合いながら作品を作っています。興味のある方はどうぞ体験してみてください」と伊藤さん。次回のチクチクの会は10月26日(月曜)、午前10時から流山市文化会館で行います。作品は10月31日まで展示しています。問い合わせは伊藤さん(電話090−1773−5068)へ。
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