平成27年9月18日(金曜)、市文化会館で「平成27年度流山市青少年主張大会」を開催し、市内の中高生12人が出場しました。この大会は、成長期にある青少年が、日常生活の中で日ごろ考えていることや心の思い、感銘を受けた経験などを自分自身の言葉でまとめて発表し、同世代や、多くの大人に現代の青少年への理解や関心を深めてもらおうというものです。昭和60年からはじまり、今年で31回目を迎える、大変歴史のある大会です。
開会式では緊張の面持ちだった発表者の皆さんでしたが、いざ檀上に上がると練習の成果を存分に発揮し、表現力豊かに堂々とした発表を披露してくれました。発表の内容は、家族や友人の病気でつらい思いをしながらもともに乗り越えてきた絆の強さ、文化や言葉の違い、また震災の風評被害の経験から人と人との関わりを学んだこと、家族や仲間との関係や葛藤の中で夢に向かって自らを変えていこうとする前向きな気持ちなど、どの発表も真っ直ぐな思いに溢れた素晴らしいものでした。
客席には、発表者の方のクラスメートや担任の先生、校長先生、PTAの方、保護者の方、流山市議会議員や流山市生涯学習審議委員、流山市青少年育成会議の方々、そして一般の方など300人以上の方々が応援に訪れ、皆さんの素晴らしい発表に真剣に聞き入り、盛大な拍手を送っていました。
発表者の皆さんの思いの詰まった内容、レベルの高い発表は甲乙つけ難く、審査員の方々は順位をつけることに非常に苦労されている様子でした。審査委員会での厳正なる審査の結果、東深井中学校3年細田美卯さんが最優秀賞に選ばれました。また、流山おおたかの森高等学校3年国府田楓さんと流山高等学校2年今野桃花さんが優秀賞を受賞されました。
最優秀賞の細田さんのテーマは「私の居場所」。病気治療中の親友に向けた手紙形式で綴られており、かけがえのない「親友」との強い絆と、一度は不登校になりながらも親友の言葉に気付かされ救われた自身の成長と夢を、抑揚たっぷりに語り、会場は感動に包まれていました。最後に井上審査委員長から、発表についての感想が述べられ、大会は幕を閉じました。
細田さんは、9月27日(日曜)に千葉市文化センター3階アートホールで開催された第37回「私の思い〜中学生の主張〜千葉県大会」に市代表として出場し、県内47校1,824点の作文の応募から選ばれた13人の出場者が熱弁をふるう中、細田さんは見事に優秀賞の栄冠に輝きました。
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