平成27年9月19日(土曜)、流山市生涯学習センターで、第10回救急フェアが開催されました。救急フェアを主催した東葛飾北部地域救急業務メディカルコントロール協議会(以下東葛北部MC協議会)は、流山市のほか、松戸市、柏市、野田市、我孫子市の5市の医療機関と消防機関の代表から構成される協議会です。救急救命士の行う救命処置に対する指示・助言体制の構築、現場活動の事後検証、救急隊員の教育を行い、救急業務を向上するための役割を担っています。
総務省消防庁および厚生労働省は、救急業務および救急医療に対する国民の正しい理解と認識を深め、かつ、救急医療関係者の意識高揚を図ることを目的として、9月9日を「救急の日」、この日を含む一週間を「救急医療週間」と位置付けています。東葛北部MC協議会では、毎年9月に各市交代で救急フェアを開催しており、今年は流山市が開催担当市でした。当日はチーバくんと流山消防マスコットキャラクターのおおたか君が来場者のお出迎えをし、普段間近で見る機会の少ない救急車・消防車の車両展示には写真撮影を希望する方がたくさんいらっしゃいました。
ギャラリーでは救急隊が現場で使用している救急資器材の展示・説明があり、来場者に救急業務、救急医療について理解を深めていただくための企画を実施しました。医療講演会では、地域包括ケアの分野で先進的な取り組みをされている、医療法人財団千葉健愛会あおぞら診療所(松戸市)院長・川越正平さんが講演をしてくださいました。
会場には約200人の方が来場し、年齢を重ねても健康に楽しく過ごしていく方法や、また病気や怪我をした場合に自宅や地域で暮らしていくために必要となる在宅医療の普及と救急医療の連携などについて聴講しました。市民目線のわかりやすい説明に、頷きながらお話を聞く方が多く見られ、講演後の先生への質問も賑わっていました。
こども救急隊体験では小学生以下を対象に、救急隊員の格好での出動体験を行いました。救急出動指令が流れる場面から始まり、救急隊の格好に着替え、救急現場での処置、救急車内への搬送、病院到着までの模擬活動を体験しました。保護者の方はもちろん、来場者の方も可愛い救急隊員をほほえましく見つめていました。参加した子どもたちには参加賞が配布され、「またやりたい」という声も飛び交うほどの盛況ぶりでした。
流山市の人口増に伴い、救急搬送件数も年々増加傾向にありますので、救急車の適正利用にご理解いただけるよう、今後ともご協力お願いします。
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