平成27年9月13日(日曜)、森の図書館の視聴覚室で「最先端プラネタリウムで星座観察」が行われました。KSEL(柏の葉エデュケーションラボ)より羽村太雅さんを講師に迎え、星の一生や宇宙のようすを解説していただき、思い出に残るアクセサリーを作りました。今回は小学生3年生から6年生のお子さん33人が参加されました。
最初に、羽村さんの自己紹介から始まりました。羽村さんがどのようにして宇宙に興味を持ったのか、どのようなビジョンを持っていたのかをお話ししてもらいました。そして、羽村さんのようにビジョンを持つことができるように、実際の宇宙の様子を参考にして形に残るアクセサリーを作ることになりました。
最初に、イメージを作りやすいようにさまざまな宇宙のようすを、映像と一緒に分かりやすい言葉で解説されました。美しい宇宙の写真を見ながら星の一生からオーロラの仕組みまで知ることができ、参加してくれたお子さんたちも真剣に見入っていました。
紹介が終わると、アクセサリー作りです。自分でイメージした設計図を作ってからビーズやラメを受け皿に乗せ、それを透明な樹脂で固めて小さなストラップを作りました。解説してもらった宇宙の色とりどりの様子を再現しようとする子もいれば、自分の星座図を作ろうと図書館の星座図とにらめっこをしている子もいました。「これ、樹脂を入れたとき動いてしまいませんか?」と、理想に近づけようと真剣にレイアウトに臨んでいる子もいました。
レイアウトができたものの上から、粘性のある液体状の樹脂をたらします。少なすぎると隙間ができてしまい、溢れるとその形で固まってしまうので、一層集中して作業をしていました。樹脂を固める為に紫外線を当てている間、羽村さんに「宇宙旅行」に連れていってもらいました。みんな机から離れて椅子だけでスクリーンの近くに集まって、地球から遠く遠く離れた宇宙まで、順々に巡っていくのです。
途中、羽村さんからも参加者のお子さんたちにいくつか問題の出題がありました。みんな積極的に手を上げて答えていて、特に宇宙が好きな参加者の男の子は、北極星の位置の割り出し方を2通り正確に言い当て、大人顔負けの知識を披露してくれました。また、現在の宇宙ステーションがあるのは地上から約400Kmのところで、東京から大阪までの距離とあまり変わらないと知ると、驚きの声が上がりました。地球どころか太陽までが小さく見えるまで遠ざかった宇宙のようすを見て、「すごい」とつぶやいている女の子もいました。
宇宙への旅を終えた後、自分の作ったアクセサリーがしっかり固まっているのを見て、みんなうれしそうに完成品を眺めていました。どれも個性的で、素敵な仕上がりでした。これをきっかけに、宇宙に興味をもってくれたことでしょう。
森の図書館では、10月18日(日曜)に「森の図書館創作教室 作って遊ぼうすてきなハロウィン♪」を予定しています。詳細は、広報ながれやまや図書館のホームページなどでお知らせします。
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