平成27年8月23日(日曜)、めだかの学校2日目が行われました。ボランティアの藍川さんが用意してくれた、英語のラジオ体操に6時半からみんなで取り組みました。「ラジオエクササーイズ、ナンバーワン!」からスタート。時々、「Good!」や「Excellent!(すばらしい!)」と英語で誉めたり励ましたりしてくれます。寝ぼけまなこの子どもたちも、次第に目が覚めてきました。
ラジオ体操が終わると、朝食づくりです。2回目の食事作りですから、昨日よりさらに上手に分担して各自が料理を進めます。班ごとに和食、洋食とさまざまなメニューですが、朝からちゃんと栄養を考えて、野菜もしっかりとっていました。普段家では何もしない、という子が多いようでしたが、実際に取り組むといろいろなことができました。
食事の片付けが終わったら、「からだを使ったサイエンス」。東京理科大学サイエンス夢工房・山川幸子さんによる「ジャンボしゃぼん玉づくり」と「糸電話体験」です。子どもたちは2組に分かれ、それぞれの体験を同時進行で行いました。「ジャンボシャボン玉」は、洗剤に洗濯のりを混ぜて作ったシャボン液を使い、針金ハンガーを広げたものに毛糸を巻いて体験しました。たらいに張ったシャボン液に針金ハンガーを浸してすくい上げると、驚くほど大きなシャボン玉ができあがりました。「大きい!」と、みんな興奮気味です。
一方、糸電話体験。一人ひとり片方だけの糸電話を自分で作ります。たこ糸を長めに付けておき、まずは誰か1人と糸をつなげ、話します。そこからが普通の糸電話とは違う体験です。2人でつながっている糸電話の糸の部分にさらに1人、また1人と自分の糸をつなげていくと、同時に6人、7人と会話ができるようになるのです。誰かが話すと、つながっている人全員がその声を聞くことができました。
昼食づくりは、3回目の食事作りとなり、もうみんな慣れたものです。作業もサクサクと進み、あっという間にできあがりました。班の仲間や学生ボランティアのお兄さん、お姉さんと一緒に食事をするのもこれで最後です。食事を共にするのは、仲良くなるための近道ですね。各班ともに、昨日初めて会ったとは思えないくらい仲良く食べていました。
食後の休憩を取ったら、めだかの学校最後のお楽しみ、大学生による遊びの企画です。外に出て、まず最初は「ガッチャンおに」というちょっと変わったおにごっこを楽しみました。2日目からお手伝いに入ってくださった小舘直人さんも加わり、思い切り走り回って汗を流しました。続けて昔からの遊びである「だるまさんがころんだ」。これだけの大人数でのだるまさんがころんだは、みんななかなか経験したことがなかったようで、盛り上がっていました。
外遊びのあとは公民館に戻り、「なんでもバスケット」と「お絵かき伝言ゲーム」を楽しみました。参加者が楽しめるように、大学生の皆さんが一生懸命考えて企画してくれたさまざまな遊びの時間を、子どもたちは思い切り楽しんでいました。
いろいろな体験をしてきためだかの学校もいよいよ「帰りの会」です。2日間やんちゃに過ごしてきた子も、お父さんやお母さんの顔を見ると一気に「子ども」に戻ります。お父さんやお母さんに会えてうれしいけれど、一緒に過ごしてきた仲間や学生ボランティアと離れるのは淋しい、と泣き出す子もいました。続けて泣き出す学生ボランティアも。たった2日間でしたが、素敵な関係を築くことができていたようです。
めだかの学校での2日間の体験は、子どもたちの心の中にキラキラと輝く夏の思い出として残っていくことでしょう。
今回協力していただいた江戸川大学、東洋学園大学の10人の学生ボランティアの皆さんは、2日間にわたり、子どもたちと一生懸命関わり、遊び、班のリーダーとなってくれました。子どもたちが安全に楽しい時間を過ごすことができたのは、子どもたち一人ひとりと向き合い、試行錯誤しながら子どもとの関係を築いてくれた学生の皆さんのおかげです。今後も皆さんらしさを発揮して活躍してください。また、藍川幸子さん、小舘直人さんには、学生ボランティアを含めた全体を見守っていただきました。
公民館職員一同、ご協力いただきました皆さんに心から感謝いたしております。
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