市民環境講座 空気マグネシウム燃料電池車を作ろう!
更新日 平成27年8月13日


手づくりのマグネシウム燃料電池でモーターカーを走らせる

[画像]車体を工作する参加者の写真(87.5KB)

 平成27年8月1日(土曜)、南流山センターで第2回市民環境講座「空気マグネシウム燃料電池車を作ろう!」が行われました。市民環境講座は、市がNPO「温暖化防止ながれやま」に委託して実施している事業で、本年度第2回目です。今回は夏休み中ということもあり、小学4〜6年生を対象にした親子講座として行われました。夏休みの自由研究にも役立つとあって、当日は70人の親子が参加し、新しい発電方法によるエネルギーについて学びました。


[画像]横田さんによる講義の写真(84.8KB)

 工作を行う前に、NPO「サイエンスシャワー」代表・横田文男さんから、新しいエネルギーの中でも、なぜマグネシウム電池が今注目されているのかの説明がありました。マグネシウムは海水中に豊富にあるため確保が簡単であること。水素と違ってとても安定しているため、爆発の恐れがなく、燃料の保存が簡単であることなどが話されました。


[画像]車体を作る参加者の写真(86.9KB)

 講演が終わると、マグネシウム燃料電池車工作の時間です。まずは自動車の車体を作るため、家から持ってきた牛乳パックをはさみやカッターで切っていきます。その後、タイヤと車軸、モーターを取り付け、一人ひとりオリジナルの車体を作ることができました。


[画像]電池を作成する参加者の写真(89.7KB)

 次は、いよいよマグネシウム燃料電池を作ります。紙コップの底にマグネシウム、コーヒーフィルター、銅網、活性炭を敷き、その上から食塩水をかけることで、活性炭の酸素とマグネシウムが反応して電気が流れる仕組みです。


[画像]完成した燃料電池車を走らせる子どもの写真(89.6KB)

 電池の作成が終わると、いよいよテスト走行です。作った電池を車体につなぎ、食塩水をかけると勢いよくモーターが回りだしました。市販の電池ではなく、手作りの電池で動くモーターに、子どもたちは驚いていました。



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