青少年相談員のチャレンジキャンプ
更新日 平成27年7月31日


磐梯山登山や野外でのカレー作りなどを体験

[画像]登山に向かう子どもたちの写真(86.3KB)

 平成27年7月25日(土曜)から27日(月曜)、毎年夏に市内の小・中学生を対象に実施しているチャレンジキャンプ(流山市青少年相談員主催)が行われ、子どもたちは福島県の磐梯山のふもとにある国立磐梯青少年交流の家のテントに泊まりながら、磐梯山登山や野外でのカレー作りなどを体験しました。25日朝6時、抽選で選ばれた小中学生55人と引率する青少年相談員26人の計81人を乗せた2台のバスは、保護者の方や市役所の職員などに見送られながら流山を出発し、9時過ぎにまずは最初の目的地あぶくま洞に到着しました。


[画像]あぶくま洞での探検の写真(78.8KB)

 福島県田村市にあるあぶくま洞は、およそ8000万年の歳月をかけてできた鍾乳洞です。外気温の影響を受けにくい洞内の温度は1年を通して約15度前後と一定で、夏は涼しく、冬は暖かく感じられます。洞内に入ると、天井からは大きく下がる鍾乳石が、下からはタケノコのように堆積してできる石筍が無数に広がっており、大自然が創り出す造形の美しさに圧倒され、子どもたちも興奮気味。約600メートルの見学ルートを歩き終え、地上に出ると「地底世界みたいだった」と話す子どももいました。


[画像]カレー作りの写真(78.7KB)

 3日間を過ごす施設に到着し、15時からは班ごとに分かれてのカレー作り。大人たちから、作り方の手順、必要な道具、食材、その保管場所、片付けのルールなどの説明を子どもたちは受けると、さっそく自分たちで鍋や食材などを運びだし、調理にとりかかりました。まずは、かまどに薪をくべて火をつけると、米を入れた大きな窯をかまどに載せ、徐々に変化するお米の匂いや、蒸気で踊るフタの振動などを手で感じ取りながら炊き具合を判断しました。大人に手伝ってもらいながら野菜を食べやすい大きさに包丁で切り、鍋に入れてからは焦げないように気を付けながら、丁寧にあくを取ってはじっくりと煮込み、おいしいカレーを完成させました。


[画像]キャンプファイアーの写真(79.5KB)

 夜はみんなで一つの火を囲んでのキャンプファイヤー。各班の代表が前に出て、火の神から「団結の火」や「友情の火」などの欲しい火を分けてもらい、各班で一斉に点火しました。中央に火が灯されると、火は火の粉を散らしながら大きく燃え上がり、みんなで火を囲みながら歌やダンス、ゲームなどを楽しみ、3日間を共に過ごす仲間の絆を深め合いました。


[画像]磐梯山の山腹で休憩する子どもたちの写真(81.4KB)

 2日目の天気は快晴。いよいよ磐梯山に登ります。最も頂上に近い八方台登山口までバスで移動し、3チームに分かれて登り始めました。ブナの樹林帯をしばらく歩くと、硫黄の匂いが辺りに立ち込める視界の開けた温泉の湧き出る場所に出、そこから徐々に高度を上げてゆきます。ニッコウキスゲや磐梯山固有種のバンダイクワガタなども咲く中、最後の急こう配をふんばり、お昼ごろに頂上に着きました。独立峰ゆえに360度に視界が開け、猪苗代湖や檜原湖などの湖沼群や、吾妻連邦や安達太良山、飯豊連峰などがはっきりと見え、猪苗代湖の先には筑波山もうっすらと見ることができました。


[画像]福島県の民芸品あかべこの絵付け体験の写真(77.6KB)

 最終日は施設を発つ前に、福島県の民芸品あかべこの絵付け体験をしました。赤い無地のあかべこに、白と黒のアクリル塗料を筆で塗り、模様や自分や仲間の名前を入れるなど、自分だけのあかべこを作りました。その後、平成27年4月にリニューアルしたばかりの猪苗代町出身の野口英世記念館に立ち寄るなどし、一路帰路につきました。青少年相談員では夏のキャンプだけでなく、流山市内を4地区に分けて地区ごとのイベントなども企画しています。参加していただけるこどもはもちろん、青少年相談員として活動していただける方も募集しています。問い合わせは流山市生涯学習課まで(04-7150-6106)。



お問い合わせ先

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