平成27年7月26日(日曜)、森の図書館で「森のジャズコンサート」が行われました。第5回流山ジャズフェスティバルの一環として織絵ボーランドカルテットを招いて開催されたものです。森の図書館の主催だけに、入場は「図書館利用者カード」を確認させていただいてからと「読書普及」を忘れません。出演された織絵さんも「ここは図書館ですから」と、演奏の前後にその曲の歴史などを交えて少し詳しく曲紹介をしてくださいました。
このコンサートは、心臓に重い病気を持つ市内の1歳の子の支援活動をされている「かよちゃんを救う会」を応援して企画されました。冒頭、織絵ボーランドさんは「一日も早くアメリカでの心臓移植手術が成功しますように」と呼び掛け、「虹を渡って」の弾き語りからコンサートを始めました。
カルテットのリーダー・織絵ボーランドさんは、3歳からピアノ、10歳から作曲をはじめ、14歳でキーボード、バックコーラスとして仕事を開始、岡崎雅明氏から声楽、マーサ三宅氏、大西善男氏にジャズヴォーカルを師事。渡米を繰り返し、ジャズピアノをJEROME GRAY氏に師事。オレゴン州ポートランドで地元の一流ミュージシャンとレコーディング、ライブなどで経験を積み、マーサ三宅ヴォーカルハウスの講師を9年間務めた後、流山など東葛地域に密着した音楽活動を続けています。
ギターの森朗さんは、小学生の頃から音楽に親しみ、高校生でギターデビュー、部活ではジャズを演奏。独学で奏法を取得し19歳でプロデビュー、米軍キャンプなどで演奏。大学卒業後、ジャズギタリストの潮先侑男氏に師事し、ジャズの方法論を学びました。以来、スタジオやコンサート、ギター講師など多方面で活躍。7月28日(火曜)には、ザ・ドランカーズとして流山市生涯学習センターでコンサートを行いました。
ドラムスの大野孝さんは、1967年北海道生まれ。日野元彦氏に師事。95年、吉田憲司率いるHavatampaにて、メキシコ・キューバツアーに参加し成功を収める。97年、ヨシロウ広石氏と東京サルサボールにてアメリカ公演に参加し絶大なる評価を得ました。同年キューバの歌手オマーラポルトゥオンド来日の際サポートメンバーとして国内ツアーに参加。現在はピットイン・クロコダイル等都内を中心にライブ活動やレコーディングなど多方面で活躍中です。
ベースの橋本英幸さんは、1974年、プロミュージシャンを目指して上京。ヤマハネム音楽院に入学。荒川康夫氏に師事すると共に、音楽理論やピアノなどポリュラー音楽の基礎を学びました。1978年より河上修氏に師事。やなせたかし氏のミュージカルライブなどの演奏でも好評を博し、2010年には、ウィーン国立音楽大学のピアノ教授 ミヒャエル・ルビ氏と、来日公演でのジャズコンサートで共演し好評を博しました。
「ロミオとジュリエット」など映画音楽を演奏されたときには、客席の紳士から「君、ミスティをリクエストするよ」と言われたのですが、いま演奏した曲が「ミスティ」だったという逸話から「曲は知っていても曲名が解らないことも多い」と会場を和ませました。後半は、「ムーンリバー」や「フライトゥーザムーン」など「月」にまつわる名曲メドレーが披露されました。森の図書館では、今回のようなコンサートをはじめ講座や企画展などを開催しています。
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