東部公民館をスタートして、東部地区のあじさいの名所、お寺を回り、本土寺までを歩く、あじさい花ウォーキングが、時折ぱらつく雨があじさいにとってちょうど良いおしめりとなった平成27年6月21日(日曜)に行われ、30人の参加者があじさいとウォーキングを楽しみました。
最初に、東部公民館で東部あじさい苑、本州団地あじさい通りについて、また、あじさいあれこれについて、南柏本州団地自治会の野口さん、出口さんから、育てるご苦労話、あじさいの異名、形、種類、土壌の酸度で色がかわるなど興味深いお話しを聞きました。
ウォーキングの最初は、東部公民館前の東部あじさい苑のあじさい鑑賞です。下から見るのも上から見るのも格別で、皆さん、きれい、きれいを連発していました。このあじさい苑は、もともとごみ捨て場となっていた荒廃した山でした。平成9年ころから地権者との合意をへて、南柏本州団地自治会の有志の方々が整備され、今では遊歩道もある「あじさいの山」に変貌しました。
次に、南柏本州団地の中にある約300メートルにわたるあじさい通りを歩きました。日本古来のあじさい、大正時代に逆輸入された西洋あじさい、北アメリカ原産のあじさいなど、色、形状もとりどりに咲くありさまは見事なものです。家の2階ベランダから観るのが一番とのことです。公民館出発前に、公民館2階のベランダからもあじさい苑を見て、皆さん歓声をあげていました。昭和62年に1列に植樹したのが最初ですが最近では手入れに、地元との交流実習として流山高等学園の生徒さんも協力してくれています。約15年ほど前からあじさい見物の人、車が増えたため、近くに駐車場を確保することが今後の課題です。また、住宅地ですので、見学の際は近隣住民の方に十分なご配慮をお願いいたします。
廣壽寺に向かう東部中学校の脇でも、あじさいがきれいに咲いていました。お寺は高い場所にありますが、昔は近くまで海が入りこんでいたとのことです。本土寺までガイド役の
流山史跡ガイドの会(代表青柳会長)の方々のお話もこの地域の歴史の奥深さを物語っていました。このお寺は、1562年に創建された曹洞宗のお寺です。禅宗らしき建物もあり、境内にはあじさいが群生しています。
廣壽寺を出て、とある空地でここが名都借城址との説明で、戦国時代の戦いの様子が目に浮かんできます。名都借の地名の由来の質問も参加者から出ました。宝蔵院は、真言宗のお寺ですが、境内には「弘法大師像88体」があり、このお寺にお詣りするだけで四国八十八ケ所札所巡りのご利益が期待できるとのことです。
あじさいの咲く家々をめぐりながら、最後は本土寺に到着しました。「あじさい寺」、「花の寺」とも呼ばれ広い境内はあじさいが咲き誇り、大勢の方々が訪れていました。ここで解散となり、皆さん自由に境内を散策されていました。最初から最後まで、あじさいと史跡を満喫した1時間ちょっとのウォーキングでした。参加者から良かったの声をたくさんいただきました。昨年に引き続いてご参加の方もいらっしゃいました。今年もあじさいの七変化の様子を楽しまれたことと思います。
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