大型連休に猛禽類との触れ合いを楽しむ
更新日 平成27年5月7日

[画像]羽ばたく猛禽類の写真(42.8KB)

 平成27年5月3日(日曜)、流山市生涯学習センターの中庭で猛禽類のフライトショーが行われ、お子様連れのご家族など大勢の皆さんで賑わいました。日本猛禽類倶楽部(JRC)などの協力を得て同センターが主催したもので、大型連休のひとときを鷹匠体験などで楽しみました。センター北側の中庭にはテントが張られオオタカやフクロウ、チョウゲンボウ、ハヤブサなどの展示ブースが設けられました。


[画像]猛禽類に触れるお子さんたちの写真(81.4KB)

 3月には、各地の猛禽類飼育者が集い、調教の成果を競い合う猛禽類の祭典がお隣、野田市の関宿城博物館隣の公園で毎年開催されています。大きなイベントのひとつのコーナーとして猛禽類が展示されることはありますが、今回は、猛禽類の展示とフライトショーがメインという企画。「流山おおたかの森駅やおおたかの森センターなど猛禽類が街のシンボルのような存在なのでしょうか。他の会場よりずっと観客が多い」と日本猛禽類倶楽部の方は驚かれていました。


[画像]猛禽類と触れ合う参加者の写真(82.3KB)

 日本猛禽類倶楽部の皆さんが、各ブースで猛禽類は、雌の方が雄より一回り身体が大きいことや、幼鳥と成鳥では羽色が違ってくることなどを説明してくれます。それぞれのブースでハリスホークやハヤブサと一緒にお子様の写真を撮るお父さんたちで賑わいます。人気者の一番はやっぱりオオタカです。「目がかっこいい」「堂々としている」と子ども達が大きな声で話していました。


[画像]フクロウのアップの写真(60.5KB)

 会場では、「ハヤブサが飛ぶスピードは?」や「フクロウの首は何度まで回せるか」といった猛禽類に関するクイズが行われ、子ども達が先を競って「ハイ、ハイッ!」と元気に手を挙げて答えていきます。「フクロウの首は360度回ると思います」、「そんなに回したら首がねじれてフクロウは死んでしまいます」といったやり取りが行われ、正解者には猛禽類の写真やキーホルダーなどがプレゼントされました。


[画像]地面に降りる猛禽類の写真(83.1KB)

 フライトショーではハリスホーク(モモアカノスリ)が中心に活躍。猛禽類の中では、集団行動(社会性)のある珍しい鷹で、初心者にも飼いやすいそうです。流山にお住いの愛好者の方は、ご自身のブログで「空飛ぶ犬」というタイトルでハリスホークを紹介していました。子ども達が投げたボールに向かって飛び大きな爪でボールを文字通り鷲掴みする姿は確かに犬のような賢さを感じます。


[画像]ハリスホークとの追いかけっこの写真(83.9KB)

 ウサギのぬいぐるみに紐をつけて子どもが駆け出すと、ハリスホークがぬいぐるみを追いかけて飛び、中庭で子どもとハリスホークの駆けっこが始まります。すぐに追いつかれてしまいますが、駆け足に自信があって参加した子ども達は大喜びです。


[画像]手でトンネルをつくる参加者の写真(70.9KB)

 最後は大人の方々の出番です。20人の皆さんが2列に並んで向き合い、手でつくったトンネルの中をハリスホークが低空飛行で潜り抜けるというものです。通常は10人程度で行うショーなのだそうですが、今回は希望者が多く司会の方は最長記録だと話されていました。


[画像]手のトンネルを潜り抜けるハリスホークの写真(52.2KB)

 この日は、暑いくらいの陽気でしたが、会場では、地域情報サイト「まいぷれ流山」さんや地域紙「東葛まいにち」さんなどの皆さんも取材されていました。また、日本の伝統文化でもある鷹匠への関心も高く、海外からのお客様も多く見受けられました。主催した流山市生涯学習センターでは、企画段階では中庭は会場として狭いのではないかと心配していたそうですが、「できれば定期的な開催も視野に今後も続けていきたい」と語っていました。



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