平成27年4月30日、心臓に重い病気を抱える市内在住の金沢佳代ちゃん(1歳7か月)のご両親(輝宏さん・亜矢子さん)と、「かよちゃんを救う会」代表・佐藤典孝さん、NPO法人日本移植支援協会理事長・高橋和子さんが市長室を訪れ、募金への協力を依頼しました。目標金額は2億4,500万円で、渡米して行う予定の心臓移植費用や渡航費用に使われます。
かよちゃんが抱える病気は、「拘束型心筋症」という心臓の一部が硬くなり心不全につながる難病で、原因や治療法が見つかっていません。呼吸困難や不整脈などの症状が起き、他の臓器にも影響が出てしまうつらい病気です。致死率が非常に高く、成人では約70%の方が診断後5年以内に亡くなっています。かよちゃんのように小さい子どもでは、この病気と診断された時点で治療法として心臓移植が選択され、早い段階での移植が望まれています。
井崎市長は「広報紙やホームページ、ツイッター、フェイスブックや各イベントでの告知などを活用して、広く市民の方に呼びかけたいと思います。目標金額を達成することは容易なことではないと思いますが、市もできる限り協力させていただきます」と話しました。
現在の募金された金額(4月30日時点)は1,100万8,810円で、目標にはまだ遠く及びません。また、「かよちゃんを救う会」は、ご両親の友人が中心になって作られた会で、人手も足りない状況です。「どのような形でも皆さんから支援をいただけるとありがたいです」と同会の佐藤代表は話されました。
5月4日のグリーンフェスティバルでは、井崎市長が募金を呼びかけ、本部テントに募金箱を設置し、会場内で募金活動を行います。また、6月27日から開催予定のジャズフェスティバルをチャリティイベントとして開催し、チケット代の一部を寄附するほか会場内にも募金箱を設置する予定です。
臓器移植については、さまざまな視点での見解がありますが、今回の「かよちゃんを救う会」への協力は、現在のところ国内医療制度の改革や整備、医療技術の向上などを待つしか国内では成す術がなく、大変時間を要するものであることから、いま現に難病と闘っている幼い命を救うため、渡航による移植を選択されたご両親や救う会の皆さんの活動に対し、ホームページによる情報提供や、募金活動の機会提供など、市として後援的に協力していくこととしました。
募金の振り込み先やお問い合わせなど詳細は、同会へ電話(04−7157−7061)または同会ホームページをご覧ください。
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ