平成27年4月29日(祝日)、江戸川に沿って南北に流れる今上落とし、通称「こがわ」を、魚やしじみが捕れるきれいな川によみがえらせようと、地元ボランティアグループ「めだかの会」(嶋村修代表)が河川の清掃を行いました。この活動は、前代表の故・森淑浩さんが「こがわ」がごみで汚れているのを見かね、昔のように子どもたちが川に入って遊べるようにしたいと平成15年にめだかの会をつくり、河川の清掃を始めたもので、初年度は春と秋の2回、以後は毎年4月29日に実施し、今回で14回目となります。
午前9時、嶋村代表の開会あいさつ後、集まった約50人の方々は、川の中でごみを回収する班と、周りの土手や遊歩道をごみ拾いする班に分かれて作業を開始しました。この日は、地元の加岸自治会や根郷町会をはじめ、消防団第3分団、子ども会などが協力。集合場所の富士橋から小谷橋までの約1.5キロメートルを清掃しました。
昨年から参加している「加岸子ども会」の子どもたちは、菜の花が咲く川沿いの道を歩きながら丁寧にごみを拾いました。胴長靴を履いて「こがわ」に入った皆さんは、とび口やごみ袋を手に、ごみを拾いながら川の中を進みます。約2時間の作業を終え、川から上がってきた流山北小学校6年生の黒須愛唯さんは「ビニール袋やお菓子の袋が捨ててあった。去年より、ごみの量は少なかったけれど来年も参加してもっときれいな川にしたい」と話してくれました。
例年参加されている皆さんは、子どものころに「こがわ」で泳ぎの練習をしたり、みそ汁の具にしじみを捕った経験を持つ方も多い。加岸自治会の根本守会長は「流山本町界隈を訪れた方に、「こがわ」にも足を運んでもらえるよう、きれいな川にしたい」と話されました。この日、集められたごみは、1トン未満。「めだかの会」による清掃活動の成果もあり、年々ごみの量が減少しています。
午前11時30分、ごみが分別され作業は終了。嶋村代表から「参加いただきました皆さまには、大変お疲れさまでした。地域の皆さんが親しみを持てる「こがわ」になるよう、引き続きご協力をお願いします。」とお礼の言葉が贈られました。その後、江戸川の土手でお弁当を食べながら反省が行われ、清掃活動が終了しました。なお、この日の様子は、J:COM東葛・葛飾でも取材され、4月30日(木曜日)のデイリーニュース(17時から、18時から、23時30分からの3回放映)で紹介される予定です。
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