万華鏡ギャラリー見世蔵で崙書房ブックフェア
更新日 平成27年4月27日

[画像]万華鏡展示の写真(67.1KB)

 平成27年4月26日(日曜)から流山2丁目の万華鏡ギャラリー見世蔵で「崙書房ブックフェア」が始まりました。会場となった万華鏡ギャラリー見世蔵は、江戸から明治期にかけて店舗兼住居として建てられた土蔵を、平成22年から「見世蔵」として公開しています。ギャラリーでは、流山市在住で世界的に活躍している万華鏡作家・中里保子さんをはじめ、多くの作家の方々の万華鏡作品を展示・販売しています。
 


[画像]本を展示している様子の写真(68.5KB)

 今回の崙書房ブックフェアは、地方出版の雄「崙書房」が出版した書籍の展示・販売が中心。崙書房は、昭和45年、房総の歴史、地理、自然、人々の生活等をテーマに地域の風土に根差した出版社として誕生し創業45年を迎えました。人気シリーズの新書判「ふるさと文庫」は、昨年、流山の白みりん200年を記念して元流山市立博物館長・川根正教氏が著した「流山みりん物語」で209冊目を数えました。ふるさと文庫の創刊は昭和52年。記念すべきシリーズ第1弾は故・北野道彦氏の「利根運河」でした。


[画像]本が扇形状に展示してある様子の写真(69.4KB)

 元々、崙書房は、旧流山本町の一画で古民家を借りて「横瀬夜雨復刻全集」、「長塚節復刻全集」、「東陲民権史」、「波山始末」、「新編常陸国誌」、「利根川図志」など常総地方の基本文献の復刻から始まっています。書き下しによる「ふるさと文庫」は、スタート当初、会員制で始まりました。最初の5年で100冊を刊行。ふるさと文庫は、読み手を書き手に変える効果を生み、多くの市民がデビューを果たしました。今回のブックフェアでは、流山市立博物館友の会の「東葛流山研究」なども購入することができます。


[画像]蔵内の全体の様子の写真(71.8KB)

   「ねじ式」や「無能の人」などで有名な漫画家のつげ義春氏は、昭和52年、弟の漫画家・つげ忠男氏の住む流山市江戸川台東に近い柏市に転居。この当時の日常を「つげ義春日記」(講談社)として刊行しています。昭和53年1月27日の日記では、“マキは流山へ行く道が奈良の山ノ辺の道のようだとすっかり気に入り、それでまた流山へ行ってみた。崙書房という小さな出版社があった。添田知道「利根川散歩」という本を買った。”とあります。


[画像]見世蔵外観の写真(71.1KB)

 崙書房ブックフェアは、5月6日(水曜)まで(27日・28日は休館)万華鏡ギャラリー見世蔵で開催しています(10時から17時まで)。また、5月16日(土曜)13時30分から流山福祉会館に流山市文化財審議委員の小川浩氏をお招きし「赤城神社本殿はなぜ文化財になったのか?棟札と墨書記録から明かされた新事実」という見世蔵主催による講演会を開催します。お問い合わせは、万華鏡ギャラリー見世蔵(04−7103−2817)へ。



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