8月15日、流山高校体育館で、さわやか健康ボクシング教室が行なわれ50人の受講生がボランティアで指導してくれる高校生らの手ほどきでシャドーボクシングやミット打ち、サンドバッグなどで汗を流しました。
同教室は、公民館・流山高校(佐藤正宣校長)との共催で、学校週5日制を受け、親子で体験できる生涯学習の場を提供しようと開催されたもの。流山高校は、昭和43年開校、3年後の昭和47年に、現在、アマチュアボクシング連盟強化委員長を努める小林信次郎教諭が赴任し、ボクシング部を創設。以来、流山高校は、高校ボクシング界の名門として実力をつけ、インターハイチャンプも数名輩出していますが、ことしも7月28日から広島市で行なわれたインターハイで3年の渡辺重明くんがライトウエルター級でベスト8、同じく3年の青沼宏樹くんがムスキート級でベスト16入りし、青沼くんは10月から行なわれる国体への出場をかけて今も練習に励んでいます。
顧問の石川政樹教諭も「ご夫婦や親子連れなどでの参加が多くいのが嬉しい。地域に根ざした開かれた学校として市の協力を得て、こうした開放講座をどんどん定着させていきたい」と語ってくれました。流山高校では、このボクシング教室のほかにも、畑で野菜をつくる家族野菜づくり教室を公民館と共催で開催するなど、地域密着型の学校運営が好評を得ています。ボクシング部唯一の女子マネージャーの高城智都子さんは、「ラスト30!」と声をかけながらゴングを鳴らしたり、汗ですべる体育館を拭いたり、お母さんのスパーリング中、見学している幼い子の面倒を見たりと忙しく走り回りながら「現役高校生ばかりじゃなく卒業されたOBが応援に駆けつけてくれるのが嬉しい」と笑顔で語っていました。
体育館にはトランスと呼ばれる軽快な音楽が流され、リズムに乗りながら鏡に向かってシャドーボクシングを続ける人、高校生のミットめがけてパンチを繰り出すも人、縄跳びをする人などランクによって練習は異なりますが、1ラウンド2分という高校ボクシングの時間は共通。ボクシングが大好きという笹川勝さんは「1ラウンド動いたら3ラウンド休みたくなるくらいハードなスポーツ」と流れ落ちる汗を拭いながら語っていました。このボクシング教室は8月8日から始まり10月24日まで全10回のコースで毎週日曜日に行なわれます。公民館では、流山高校ボクシング部とのボクシング教室や同校園芸学科との野菜づくり教室、江戸川大学マスコミ学科との広報づくり教室、東京理科大学サイエンス夢工房との親子科学教室など市内外の高校や大学と連携して土曜日や日曜日に家族で参加できる生涯学習の場を提供しています。
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