昨年11月に旗揚げした流山子どもミュージカル(坂巻久美代表)が、発団わずか10か月の8月21日、初公演を成功させました。
この日の公演は、昼1時からと夕方5時からの2回公演。会場はさわやかちば県民プラザホール。主催は流山子どもミュージカル、市教委と流山おやこ劇場が後援。2回とも客席は満員で、舞台が終ってからは目頭をおさえる大人や花束を持ったクラスメイトが劇団員に駆け寄って「よかった」「頑張ったね」と声をかける一幕も見られました。
演目の「あたたかい心」は、貧しい姉妹が、病気の母親の薬を買うために、花を売りながら父親を探している。幼い妹のクリアは、花を売りに来た町で、町の子どもたちと一緒に遊びたいが、いじわるをされて…。家族愛をベースに楽しい踊りや歌でストーリーが進んでいきます。わかりやすいストーリーでありながら涙を誘うのは一生懸命役を演じる子どもたちの健気さでしょうか。
10か月間、子どもたちを指導し、この日は、母親役で応援出演した劇団BDPの中沢千尋さんは「子どもたちは初めてのことで不安や焦りでいっぱいだったと思いますが、私たちが言わなくても、大きな子どもたちが、小さな子どもたちの世話をしている温かさや思いやりに感動しました」と流山の印象を語ってくれました。
昼間の公演では、井崎市長も観劇に訪れ子どもたちを激励、客席から大きな拍手を贈っていました。同劇団の練習は、毎週金曜日午後6時から主に森の図書館ホールで行っていますが、第2期生を募集するための説明会を9月3日午後6時から森の図書館で行う予定だそうで、早くも来年の第2回公演に向けてスタートしています。
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