8月21日、流山市立博物館に巨大な「近藤勇座像」が現れた。
これは、同博物館で開かれている企画展「新選組流山に入る」の企画のひとつとして、近藤勇のふるさと東京都調布市の「調布市近藤勇と新選組の会」から借用したもので、調布市の西光寺にある「近藤勇座像」のレプリカ。大きさは高さ150cm、幅140cm。
実物の座像は、近藤勇没後130年を記念して、「調布市近藤勇と新選組の会」が募金などによって、平成13年10月8日に境内に建立したブロンズ座像。勇の像は全部で4体あるそうだが、そのほとんどが胸像で、晩年の写真をコンピュータ解析して造られた座像はここだけのもの。流山市立博物館に展示された座像も実物と同じ型で作られているので、材質がFRPというだけで、実物と変わりがない。
企画展に訪れた市民は、会場の中央に展示された座像を見上げ、「予想以上に大きいので驚いた。腕を組んで思索する姿は、いかにも新選組局長の雰囲気がある」と感想を聞かせてくれた。
企画展「新選組流山に入る」では、新選組が敗北を喫する鳥羽・伏見の戦いから流山に至るまでの足跡を追い、新選組が流山に入った目的や行き先を、諸説を紹介しながら、来館者とともに考える企画。新たに展示された「近藤勇座像」のほかに、東京都指定有形文化財の東京府行政文書や天然理心流の木刀、ゲベール銃・スナイドル銃などが展示され、9月19日まで開かれている。
また、同博物館では、新選組関連の事業として、「新選組研究論文」と「ショートビデオ作品」の募集も行っている。 いずれも「新選組」をテーマとしたもので、9月30日まで募集する。応募方法などの詳細は博物館に問い合わせを。
問い合わせ:流山市立博物館 電話番号04−7159−3434
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