9月11日、流山市西深井の田んぼで親子米づくり講座が行われ約60人の家族連れが稲刈りに挑戦しました。
講座は、公民館と市民環境フォーラム・流山(新美健一郎代表)の共催によるもので、学校週5日制の導入を受け、親子で自然体験できる場を提供しようと、ことし初めて行われました。
参加者は、腰に昨年の稲の茎を叩いて柔らかくした「稲藁」を腰に付けて、刈り取った稲を束ねて縛る紐として使うなど本格的で、この日のために地下足袋を買ってもらったという小学生もいました。
7月末に田んぼの水を抜いてからは草も生え始め、前日の雨で草の丈も伸びていましたが、新美健一郎さんは「草と稲を一緒に刈っていますが、除草剤を使わない無農薬の証です。実の入りはいいですよ」と語ってくれました。
朝9時に始まった稲刈りも午後には一段落し、田んぼに自動脱穀機を搬入して、子どもたちの手で稲束を機械に乗せて脱穀にも挑戦。
田んぼは3区画借りて、2区画でコシヒカリの苗を、1区画で古代種のハブタイモチを植え、こちらは収穫後、餅つきをする予定だそうです。
講師は、起農家の吉田篤さん。泥だらけになっても叱られない、イナゴやバッタを捕っても捕ってもいなくならないという非日常性に子どもたちも大はしゃぎ。
公民館運営審議会委員として参加していた土井佳子さんは、「こうした親子の自然体験学習は継続してこそ意味があります」と今後の開催に意欲を見せていました。今後は、10月31日(土)に収穫祭として餅つきなどを計画しています。公民館では、親子たけのこ掘り教室や親子落花生づくり教室、親子えだまめ教室などをそれぞれ市民環境フォーラム・流山との共催で、通年で行う家族野菜づくり教室は流山高校園芸科の協力を得て行うなど、土曜日に家族で自然体験ができるカリキュラムを数多く企画しています。
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