9月29日、市内の大型店や駅などで目の不自由な人の外出を介護するガイドヘルパーの研修が行われました。朝10時から開店するイトーヨーカドー流山店を開店前の9時から開放していただき、50人の受講生が、エスカレーターの上り下りなどを体験しました。2人1組で、1人がアイマスクを着用して、もう1人が、ガイドヘルパーとして見えない人の手をひいて、エスカレーターに恐る恐る乗り降りしていました。
また、午後からは、バスの乗降を体験し、2時からは総武流山電鉄の協力を得て、電車を3両借り切っての乗降訓練にも挑戦しました。「電車とホームとの隙間がこんなに怖いとは思わなかった」という受講生に、流山電鉄運輸部の北原幸治さんは「いままでは、あまり目のご不自由な方にはご利用いただけませんでしたが、これを機に安心して乗っていただきたいですね」と語っていました。
ホームヘルパーとして活動している廣岡朋子さんは「福祉サービスが"措置"から福祉支援制度になって利用しやすくなったので、これからは目のご不自由な方々もどんどん外出されるでしょうから、そのお手伝いをしたい」と受講の動機を語っていました。市がこうした本格的なガイドヘルパー研修を開催するのは初めてですが、受講料は2000円、講師は、「自立サポートネット流山」のガイドヘルパーの皆さんです。公民館保育ボランティアなどで活動している黒田季子さんは「健常者でも映画館に入って急に暗い中で段差があるのは怖いですが、アイマスクをつけてエスカレーターに乗るのは、特に下るのがすごく怖い」と感想を語っていました。
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