10月17日(日)、南流山福祉会館で、10代の若者が乳幼児と触れ合う「ふれあい文化ボランティア体験」が行われました。
当日は、10代のボランティア12名と0歳〜3歳までの乳幼児11名、そしてそのお母さんたちが参加し、会場は和やかな雰囲気に包まれました。
社会問題となっている10代の若者たちの凶悪犯罪事件や家庭での乳幼児への虐待、育児放棄など、子どもの育ち、子育ての環境が危機的な状況になっています。若者たちが乳幼児と直接触れ合うことで命の大切さや小さな子、弱いものへの思いやり、共感する心を育てていこうと開催されました。
主催した流山おやこ劇場の油井陽子代表は「ボランティア体験をとおして10代の若者たちが社会参加していくきっかけをつくりたい」と企画の目的を語ってくれました。
事前に10代のボランティアの若者たちを対象に、幼い子どもと接する時に気をつけることなどを同劇場の藤井臨床発達心理士さんがレクチャー。乳幼児連れの親子は、円陣を組み、お互いの子どもたちの名前をうたに合わせて紹介。「ぞうさんのあくび」体操から「大きな栗の木の下で」の踊り、さらにゲームの「電車ごっこ」では小学生や高校生のお姉さんたちと一緒の輪に入り、いくつものトンネルをゆっくりゆっくり、賑やかに喜びながらくぐり抜けていきました。
お楽しみのおやつタイム。1歳になりたての赤ちゃんは、高校生のお姉さんの膝の上で、柔らかいビスケットを美味しそうに食べていました。「わぁボロボロこぼしてる。」と自分の膝やまわりにこぼれたお菓子を集めている高校生もとても楽しそう。おやつの後は「ブロック」「クレヨン」「絵本」と3つのコーナーに分かれ思い思いの時間を過ごし、最後は、ウサギさんのおはなし(指人形)に全員が引き込まれ、サヨウナラとなりました。参加した高校生は「家には小学生の妹がいるだけで、こんな小さな子どもと接したことがなかったけどかわいいですね。」と話してくれました。
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