10月19日夜、柏市民文化会館で地域と映画を語る「東葛シネマNight」が行われました。流山や我孫子で撮影された映画「CHARON」の完成披露試写会を兼ねて行われたものです。
映画の上映に先立って行われたパネルディスカッション「地域と映画を語る」では、映画俳優の哀川翔さんをはじめ井崎市長、福嶋我孫子市長、本多柏市長、藤川沼南町長、流山出身の映画プロデューサー本島章雄さん、流山在住の映画俳優舩木壱輝さん、我孫子在住でカロン主演の川本淳市さん、映画監督の高橋玄さん、司会に松戸市の松本和巳さんが登壇しました。主催したのは、流山市の若い方々で組織されている「地域ブランド向上委員会(武田正光代表)」をはじめ柏、我孫子の映画愛好者らでつくる各種団体)です。
スペシャルゲストの哀川翔さんが夕張国際映画祭を例に「地域のお祭りとして映画づくりを住民みんなで楽しんでほしい」と力説されたのを受け、カロンの高橋玄監督は「ハリウッドでもプロだけで映画を創っているわけじゃない。地域の映画を愛する人々みんなで創っている。」と主張。地元で映画がつくられることについてコメントを求められた井崎市長は「市民にとっては、生活の場や知ってる所が"映画に映った場所"として誇りに思えるだろうし、行政的にも映画製作の応援で盛り上がることによって縦割り組織の壁が取り払われる」とフィルムコミッションに大きな期待を寄せていました。
映画は、上映後にキャストやスタッフの字幕スーパーが流れると満席の会場から大きな拍手が贈られていました。高橋玄監督は「今回の映画で流山や我孫子を"東葛地域"と呼ぶことを初めて知りました。次回作も準備に入っていますが、またこの東葛地域で撮りたい」と語り、会場をわかせました。客席では「ラストシーンは流山のレストラン"あかげら"だった」「主役ふたりの食事のクライマックスは"コマ食堂"だった」「ボート乗り場は手賀沼だった」など撮影に使われたお店など東葛地域のなじみの風景に話の花が咲いていました。カロンは11月2日から5日まで我孫子市のアビイホールで、来年1月には柏市内で上映が予定されているそうです。
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