平成16年11月6日(土曜日)、流山市と姉妹都市の関係にある福島県相馬市の皆さんが、そのルーツを尋ねて本市を訪れました。相馬市の市制施行50周年記念事業の一つとして企画されたものだそうで、立谷秀清相馬市長を団長に「第35回相馬市民号」の一行88名が、紅葉真っ盛りの11月6日、市役所と博物館を訪れました。
当日は、市博物館友の会会員で旅行作家でもある山本鉱太郎氏が流山市と相馬市の歴史的な関係などについて講演。参加者からは、鎌倉時代の相馬重胤公が下総(現在の流山)から国替えになったことが縁で、あるいは民謡「相馬流れ山」は望郷の念を歌にしたものであるなどが縁で、昭和52年1月に流山市の市制施行10年を記念し「姉妹都市の盟約」が締結されたということですが、講師の山本氏の話ではこうした定説が疑問視されてしまうという投げかけがありました。山本氏から「歴史的にはっきりした資料がない時代だけに今後も研究をしていきたい、歴史的な出会いを大事にして引き続き両市の交流が活発になることを期待します」とのコメントに会場から大きな拍手が送られていました。
この講演の後、一行はそのルーツを尋ねて「流山市立博物館」を訪れ、博物館長や学芸員から流山市と相馬市の歴史について説明を受けた後、かつて舟運で栄え物資等の集散地であった流山の様子や、江戸時代幕府直轄地として馬の放牧が行われた小金牧の一部が流山市であったことなどを見て回りました。相馬市とは、毎年、少年野球やサッカー、剣道などを通じてスポーツ交流も盛んです。また、相馬市の相馬野馬追いには毎年多くの流山市民が観光に訪れています。
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