平成16年12月4日(土曜日)、文化会館で盲導犬についての理解を深める人権講演会が行われ、約70人が参加しました。12月4日から始まる人権週間の啓発事業の一環として松戸人権擁護委員協議会流山部会(米山孝平部会長)が主催しました。 ことしのテーマは、障害者と補助犬への理解。市内で盲導犬カーリンと生活していらっしゃる片山澄江さんを講師に迎え、具体的な体験談をお聞きしました。
流山市では、ことし3月に市役所で第1回盲導犬フェアを開き、アイマスクをつけた健常者が盲導犬と一緒に市役所周辺を歩く疑似体験などが行われました。また、6月には「Welcome!ほじょ犬 流山市」というシールを市単独で2,000枚作成し、市飲食店組合などを通じて普及に努めています。今回の講演会はその第3弾。盲導犬は全国でも約950頭、千葉県内では30頭、流山では片山さんと暮らすラブラドール・レトリバーのメス6歳のカーリン1頭だけです。
片山さんは、平成7年に緑内障が原因で失明。平成12年から約1か月の訓練を受け、千葉県盲導犬給付事業によってカーリンと生活するようになりました。片山さんは、カーリンと暮らすようになってから、生まれ故郷の岡山にもひとりでバスや飛行機を乗り継いで行けるようになった体験談などを披露。障害者補助犬法が施行された今日でも「犬の同伴は保健所で叱られてしまうので」というお店があるなど、まだまだ法やその精神が浸透していない現状などについて触れ、理解を求めました。
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