平成16年12月19日(日曜日)、西深井地域生活支援センター「すみれ」でピアノとハーモニカ、ヴァイオリンのクリスマスコンサートが行われ約80人が参加しました。これは、西深井地域生活支援センターすみれが開所半年を経て、地域に理解を深めてもらおうと、運営するNPO法人自立サポートネット流山(勝本正實理事長)が開催しました。主催した自立サポートネット流山は、知的障害者と精神障害者と身体障害者の3障害者団体が一緒になって障害者のさまざまな社会参加などをサポートしているNPOで、ことし夏に開所した西深井地域生活支援センターすみれは、身体、知的、精神の3障害者を持つ家族の念願の活動拠点としてオープン。NPO法人が運営しているのも全国で初めてと言われています。
今回のクリスマスコンサートでは、プロジャズピアニストの山下幸子さんをはじめハーモニカとヴァイオリンの5人編成バンドで「モン・シュシュ」を迎えてのコンサート。山下幸子さんは、ジャズピアノを松本藍氏、杉山雅敏氏らに師事し、国内外で演奏活動を展開。この日は、オリジナル曲からスタンダードナンバーの「りんご追分」クリスマスアレンジなど。ピアノの低音部をベース音にたとえて、左手伴奏音単音での独特のオリジナルジャズは聴衆を魅了しました。
モン・シュシュはフランス語で「私のお気に入り」という意味のバンド名。みんなのお気に入りの曲を演奏しています。大小4人のハーモニカにヴァイオリンという組み合わせの音色はタンゴなどにはぴったりで、「真珠とりのタンゴ」などは会場をわかせました。後半は、山下さんのジャズピアノとモン・シュシュの合同演奏で「トップ・オブ・ザ・ワールド」や「マイ・ウェイ」などが披露され、最後は客席も一緒になって「あわてんぼうのサンタクロース」を合唱しました。ピンクのすみれの花言葉は「希望」。西深井地域生活支援センターが誰にとっても希望を育み、希望があふれる場所となるように、また、地域に障害者やこうした施設の活動を理解してもらうために同所では今後もこうした活動を展開し理解を広げていくそうです。
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