平成17年2月5日(土曜日)、文化会館大ホールで、クラシカルアコーディオンとピアノによるフィーリングコンサートが行われ、約600人の聴衆がプロが奏でる生のクラシック音楽を堪能しました。開館して35年の古いホールを活性化しようと、財政難から公民館が財団法人地域創造に呼び掛け、同財団の支援を得て実現したものです。クラシック音楽に触れる機会が少ない方々にも気軽に楽しんでいただこうと、入場料を300円に設定しました。幼い子は、コンサートが終わるまで公民館の保育ボランティアひだまりが託児してくれました。
出演は、ピアノが久保田葉子さん。桐朋学園大学を卒業後、渡独し、ドイツ最古のヴュルツブルク国立音楽大学大学院にてコンサート・ディプロムを取得され、01年9月トッパンホールにおけるデビュー・リサイタルで、ギーゼルヘール・クレーベのピアノ曲を日本初演しました。
また、クラシカルアコーディオンは、デイビット・ファーマー(David Farmer)さん。今日のクラシカルアコーディオンの世界で最も刺激的で革新的な奏者の一人として、世界各地の一流の器楽奏者からの賞賛を集めています。スコットランド生まれ、ロンドンのロイヤル・アカデミーとヘルシンキのシベリウス・アカデミーで研鑚を積んでいらっしゃいます。
演奏曲は、アコーディオンとピアノの競演でモリーク 3つの踊り、アコーディオンのソロ演奏でラウタヴァーラ 村の音楽師 Op.1、ピアノのソロでE.ラウタヴァーラ:ピアノ・ソナタ第2番 「火の説法」 作品645、再びアコーディオンとピアノの競演でヴァルポラ:マリリーナなど2時間におよぶ癒しのコンサートとなりました。
前日、前々日は、江戸川台幼稚園や流山小学校、流山北小学校などを回って、少人数で音楽を楽しむアウトリサーチも開催し、音楽室で少人数のためのコンサートが開催されました。この日は、市内の高齢者福祉施設から車椅子でお年寄りがいらしてくださったり、演奏後に、地元流山北小学校の児童から花束を贈られるなど、アットホームなコンサートとなりました。ピアノ奏者の久保田さんは、「幼稚園や小学校で眼をキラキラ輝かせて聴いてくれる子どもたちから元気をいただきました。子どもたちの表情から街の活気を感じました」と語ってくれました。
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