平成17年2月12日(土曜日)、野々下児童センターでマンカラ大会が行われ、約30人の子どもたちが腕前を競いました。
マンカラ…聞きなれない名前ですが、3千年前のエジプトの遊びで、この数年、流山の子どもたちに人気です。市内で流行しているこのゲームは、児童センターや保育所などで材料費のかからない廃材で、簡単に手づくりでできるゲームとして、また、幼児からお年寄りまで楽しめる簡単なルールなのに、奥が深いゲームとして親しまれています。2月は、12日の野々下児童センターを皮切りに、18日に十太夫児童センター、19日に江戸川台児童センター、26日には駒木台児童館と向小金児童センターで行われるなど、7館ある児童センターのうち5館がマンカラ大会を開催するほどの人気です。
流山市幼児ことばの相談室で言語聴覚士が、言葉の発達が少し遅れ気味な子どもたちとのコミュニケーションのために、平成8年に取り入れたのがきっかけ。同教室で始まった素朴なゲームは、指導員や保育士など大人の間で流行し、保育所や児童センターへ広がりました。
もともとは、3千年前にエジプトで地面に穴を掘って遊ばれていたゲームですが、京都市ことばの教室で元教員の湯浅滋子さんが考案したスタイルが言語発達障害研究会で紹介され、市内に導入されました。手の細かい動きは口の動きも促すため、ことばの教室によいとのことです。
空き缶の底12個とアイスクリームなどの空き容器2個を板に貼り付けるだけでゲームボードが簡単に作れます。2人が向き合って缶の底におはじきなどをそれぞれ3個ずつ置いて、自分の陣地のおはじきが早くなくなった方が勝ちというもの。今回、大会を開催した野々下児童センターでは、「テレビゲームなどの普及で黙々とディスプレイに向かう子どもが多い中で、家族や友人と会話を楽しみながら対面で遊ぶゲームが、家庭などへ普及すればすばらしい」と語っています。また、流山市幼児ことばの相談室では、「指でおはじきなどをつまんで、空き缶の底のくぼみに一つずつ落としていくのは、器用さが求められるので脳の刺激にもなるし、高齢者施設などでリハビリに取り入れたらゲームを楽しみながら痴呆防止になるではないか」と語っていました。
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