土中で冬ごもりしている虫も春の到来を感じ、草木が芽吹くと同時に地上へ這い出してくるという啓蟄(けいちつ・二十四節気の一つ)も間近となった平成17年3月2日(水曜日)、江戸川の土手でちょっとした春が感じられました。
江戸川の川面を渡る風にも暖かさを感じ、堤では野草を摘みにきた素敵なご夫婦に出会いました。このご夫婦は3年前から、江戸川の土手で色々な野草を摘んで春の味覚を楽しんでいるそうです。この日は、のびる(野蒜)とからし菜の葉を採っていらっしゃいました。のびるはユリ科の多年草で、球根の部分をさっと湯を通してからし味噌などを付けて食べるそうです。天ぷらにしてもおいしいし、 茎の部分もニラやネギのような食べ方で食べられます。ツーンとする香りとちょっとヌルッとした食感が春の刺激です。
ご主人は、二十数年前に病を患い、以後、医師からの勧めでビタミン剤を服用していたそうですが、3年前から土手で摘んだ野草を食べるようになって、ビタミン剤を摂らなくても大丈夫になったそうです。野草には自然の分解しにくいビタミンがたくさん含まれているようです。
江戸川の土手には、十種類を超える食べられる野草や、これからはクコの芽や実も採れそうです。天気の良い日には、春の訪れを感じながら野草を摘んだり、サイクリングロードをウオーキングやジョギングしたりと、健康増進のためにも天気の良い日には江戸川にいらしてみてはいかがですか。とても清々しい一日を過ごせることと思います。
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