流山市在住で日本画家の巨匠、後藤純男画伯の作品展が7月29日まで流山市役所市民ギャラリーで開催されています。
後藤氏は、1930年東葛飾郡関宿生まれ。山本丘人・田中青坪に師事し、1965年に院展日本美術院賞・大観賞を受賞。1977年には流山市美術家協会設立会員に(現在は名誉会員)。1988年には東京芸術大学教授に就任(1997年まで)。また、1994年には真言宗総本山長谷寺に、1999年には高幡不動尊金剛寺にふすま絵「桂林山水朝陽夕粧」を奉納。1997年には北海道富良野に「後藤純男美術館」を開設するなど、日本の美術界の中心的な存在として活躍しています。
今回の絵画展には、「瑞光の塔(蘇州)」(100号)を中心に「川辺の民家」、「り江夕照」、「春富士」、「春映大和」、「錦秋塔映」、[春の雪」の50号の大作7点を展示。四季折々の情趣のなかに、奈良、京都など日本の古都の風物を端正でみずみずしい情感と、また、雄大な中国の自然やそこに生きる人々、北海道の自然などを謙虚な畏敬の念と、優しくかつ厳しい眼差しのもとに描いている後藤芸術は、多くの美術愛好家を魅了しています。
展示初日に転入届を出しにいらした若いご夫婦は、「市役所のロビーに入ってすぐ右手に、こんなに大きくて素敵な絵画が飾られていたのでビックリしました。ここのギャラリーには様々な展示がされると聞いて、これからも市役所に来るのが楽しみになりました」と語っていました。
▽展示期間=6月1日(水曜日)〜7月29日(金曜日)※土・日曜、祝日を除く。最終日は13時まで▽場所=市役所市民ギャラリー▽観覧料=無料
問い合わせ:生涯学習課電話番号04−7150―6106
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ