平成17年6月4日(土曜日)、駒木台の畑で、親子自然体験講座の一環として開催している「里芋とごぼう講座」と「落花生づくり講座」の参加者が集まり、それぞれ2週間前と3週間前に植えた畑の草取りをしました。里芋の葉についている水滴はあくが強いので、衣服につくとおちないから気をつけてなどの注意をうけたあと、各家族が植えた種がどのように成長したかを観察しながら草取りをしました。ごぼうの葉はどれかわからないため雑草と思い抜いてしまった子どもに、市民環境フォーラム・流山の早川昌孝さんは、「間引きもするんだからいいよ」と優しく話す場面も。
落花生は、「蒔いた種が割れてそこから芽が出てくるんだ」など草取りしながらも発見があり、楽しみながらまだ小さな草を抜いていました。落花生の葉は夜には閉じて眠るなど、その様子を暗い箱のポットに植えた苗を皆に披露し、自宅でも観察してみたいという希望者に落花生のポットをおみやげに配りました。さらに、草取りを終えたところで、にんじん、水菜、春菊の種を子ども達に蒔いてもらい、次回収穫の楽しみにもしました。
農園を提供している鏑木佐京さんは、10日以上前からぶどう畑に雉が卵を温めている姿を子ども達に見てほしいと案内。今日は参加した親子に特別にその様子を見せてもらい、子ども達は思わぬ体験に目を輝かせていました。草取りが終ると、恒例の旬の野菜を使った料理(筍とわかめの汁物、ラディッシュなどのサラダ、春菊、水菜、大根のしゃぶしゃぶ)を堪能しました。
市民環境フォーラム・流山の前会長で今はNPOさとやま代表の恵良好敏さん(「愛・地球博」でアースデイ環境出版大賞優秀賞受賞)の自然講和がありました。からすの羽を見せながら、鳥が空をとぶ仕組みを話した後、耳を澄ませば・・聞こえてくる声・・シジュウカラ・ほととぎすの話しや、1本の木にやってくる蛾の幼虫の種類は150〜200種類あるなどの生態系の話など参加した親子には草取りだけでなく、お腹も頭も満ち足りた一日になったようです。次回の7月30日には今の苗がどれだけ成長しているかを楽しみに解散となりました。
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